【大糸線観光列車】リゾートビューふるさと 長野行き(復路)乗車記≪信濃大町→長野≫

乗車日 2021年08月29日

みなさん、こんにちは!keitripです。

今回は、長野駅から松本を通って、大糸線、信濃大町・白馬・南小谷を結ぶ、
観光快速列車「リゾートビューふるさと号」の復路、長野行きの乗車記です。

長野県を走る「のってたのしい列車」の一つ、パンフレットなどを見て、気になっている方に、車内の様子や車窓などをご紹介します。

長野の鉄道旅をされる方や、乗車を検討中の方々の参考になれば幸いです。よろしくお願いします。

信濃大町駅から乗車

関西電力電気バスの扇沢駅から北アルプス交通のバスに乗車し、信濃大町駅に到着しました。

この信濃大町駅は、関西電力黒部ダム・立山黒部アルペンルートのアクセス駅の一つ。
先ほどの、北アルプス交通扇沢線で約40分乗車すると、扇沢駅にアクセスできます。

この日は立山黒部アルペンルートを観光してきたので、途中の信濃大町駅からの乗車です。

この信濃大町駅には、立ち食いそば屋があります。
8割そばの香り、食感が美味しいです。

16時15分 入線

16時15分 駅舎側ホーム1番線に入線。発車は16時22分、7分停車します。

車両のご案内

外観など

使用車両は、ハイブリッド気動車のHB-E300系。

側面には「RESORT HYBRID」と書かれています。

車体には、長野県のゆるキャラ「アルクマ」のラッピングがされていました。

かなりマニアックな視点ですが、このリゾートビューふるさと号は、他のHB-E300系と異なり、ドアステップが金属板で埋められています。

列車の行き先表示です。このリゾートビューふるさと号は、ワンマン運転であることが分かります。

内装

特急列車同様に、リクライニングシートが並びます。
シートピッチは、1200mmと特急型車両の普通車よりも広いです。

※参考:E353系のシートピッチは960mm 383系のシートピッチは1000mm

同じ時期に登場した「リゾートしらかみ青池編成」と「リゾートあすなろ」と同じ柄が採用されています。

テーブルは、背面テーブルと座面テーブルの2つが備わっていて、席を向かい合わせにした時でもモノを置けるようになっています。

座席のデザインに合わせて黒色になっているため、シックな印象を受けます。

HB-E300系の座席ですが、通路より1段高いところにあり、大きい窓と合わせて車窓を眺めやすくなっています。

最後尾座席には「アルクマ」のぬいぐるみが座っており、一緒に記念撮影を楽しむことが出来ます。

客室通路天井にはモニターがあり、観光案内や前面展望が映し出されます。

客室の運転台後方部分は展望デッキ、前面展望や左右の車窓を眺めることが出来ます。
また、乗車記念のスタンプは、この展望デッキ部分にあります。

2号車には、車いす対応トイレ、男性用小便器、洗面台があります。

16:22 信濃大町駅発車

16時22分 当駅止まりの列車と入れ替わるように、信濃大町駅を定刻通り発車しました。

この日は日曜日、白馬や信濃大町から乗ってきた客で6割くらいの席が埋まっていました。
今回は窓側で、運よく通路側の席は空いていました。

信濃大町の次の駅、南大町を通過すると、信濃川水系高瀬川を渡ります。

信濃大町から松本間の大糸線は、安曇野盆地の田園風景の中を走ります。

16時31分 信濃松川に到着。こちらでは3名程度の乗車がありました。

16時39分 有明(穂高の一つ手前)に運転停車。信濃大町行きとすれ違います。

時間調整で6分ほど有明に停車し、穂高川と烏川を渡ります。

16時50分 あずさと臨時しなのも停まる、穂高に停車。こちらからも観光客や登山客が数名乗車。

あずさと臨時しなのが停車する豊科駅は通過します。

17時00分頃 減速して一日市場駅に運転停車。

信濃大町行きとすれ違うため、4分ほど停車。

梓橋駅と通過直後、上高地から流れてきた梓川を渡ります。向こうに見える橋は、梓橋です。

島高松、島内駅通過後、立て続けに奈良井川を渡ります。
ここから3.5km北上したところで、先ほどの梓川と合流し犀川となり、善光寺平まで流れて千曲川に合流します。

今まで渡ってきた高瀬川穂高川烏川も、全て犀川合流します。

その後、長野からの篠ノ井線と並走。

徐々に減速して、北松本駅を通過。

25kmくらいでゆっくりと転線しながらホームに入線します。

17:15 松本駅到着 進行方向切替

17時15分 松本駅 2番線に到着。進行方向が切り替わって、大糸線から篠ノ井線に入ります。

半数近くの方があずさへ乗り継ぐために降りられました。それと入れ替わるように数十名が乗車されてきました。

  • 17:20発 特急あずさ50号 千葉行き 新宿駅 20時08分着(平日) 20時10分着(休日)
  • 17:52発 特急しなの22号 名古屋行き 名古屋駅 21時21分着

に乗り換えができます。

7分ほど停車し、松本駅を発車しました。

その後、篠ノ井線を進むと先ほど言った、梓川と奈良井川が合流して犀川になる地点を通過します。

篠ノ井線入って最初の駅、田沢を通過。

そしてE19 長野自動車道と立体交差。高速道路が下を通ります。

その後、明科駅を通過。

すると進行方向右側に複線化の路盤が見えてきます。

そして、複線トンネルなのに単線で有名な白坂トンネルを通過。23‰の片勾配上に3つのトンネルが並びます。

トンネル内では、発電用のエンジンの他、モーターや歯車などの電車の駆動音が響いてきます。

そして西城駅を通過。

西条~坂北~聖高原~冠着では、平野区間を駆け抜けて行きます。

長野道 麻績インターが見えてくると…

聖高原に運転停車、普通大月行きとすれ違います。

その後、冠着を通過すると、全長2,656mの冠着トンネルを通過

トンネル通過後、徐々に減速。ちょうど進行方向右を向くと、善光寺平が見えてきます。

18:06 姨捨到着 日本三大鉄道車窓

18時06分 姨捨駅に到着。駅舎側のホームに入線。

往路 南小谷行きは16分停車ですが、今回乗車の復路 長野行きはすぐ発車します。

この姨捨駅は通過型スイッチバックの駅。松本方面は入線時、長野方面は進出時に進行方向を切り替えて、引き上げ線を経由して行きます。

ということで、逆向きに発車。

引き上げ線に入ったら、再び進行方向を元に戻して発車。

そして右側を向くと、善光寺平がまた見えてきます。

徐々に勾配を下っていき…

スイッチバック型信号場の、桑ノ原信号場を通過。

下り勾配が終わると、稲荷山を通過します。

18時20分 しなの鉄道線と合流し、篠ノ井に到着。

乗車日は、特急しなのが土砂災害の影響で長期運休、塩尻までの臨時快速塩尻行きとすれ違いました。

そして川中島駅通過後、松本~田沢の間で見た犀川を渡ります。

徐々に減速、しなの鉄道が留置されているところを見ると…

18:30 終点:長野到着

18時30分 (信濃大町から2時間08分)、終点の長野に到着。到着ホームは2番線。

到着後は、そのまま回送列車として長野車両センターへ入庫。
ナイトビュー姨捨運転日は、そのまま18時48分発 姨捨行きとして折り返していきます。

  • 19:04発 かがやき514号 東京行き 東京駅 20:23着
  • 19:08発 あさま630号 東京行き  東京駅 20:52着
  • 18:50発 かがやき513号 金沢行き 金沢駅 19:56着
  • 19:51発 はくたか573号 金沢行き 金沢駅 21:18着

リゾートビューふるさとの運転時刻

下り 南小谷行き

停車駅到着時刻発車時刻備考・乗換案内
長野9:465番線発
・はくたか553号(9:30着)
・かがやき504号(8:54着)
篠ノ井9:549:55
姨捨10:1010:26日本三大車窓の見学
松本11:2811:442番線着発 進行方向切替
・しなの5号 (11:04着)
・あずさ9号 (11:39着) から接続
穂高12:0712:39穂高神社参拝 ※ガイドによる案内は中止
信濃松川12:4912:50
信濃大町13:0013:10
白馬13:4213:46
南小谷14:0414:43発 糸魚川行き

上り 長野行き

停車駅到着時刻発車時刻備考・乗換案内
南小谷15:16大糸線430D(糸魚川13:23発)から接続
白馬15:3215:35
信濃大町16:1516:22
信濃松川16:3116:32
穂高16:5016:50
松本17:1517:222番線着 進行方向切替
17:20発 特急あずさ50号 千葉行き
17:52発 特急しなの22号 名古屋行き
姨捨18:0618:07
篠ノ井18:2018:21
長野18:302番線着
19:04発 かがやき514号 東京行き
18:50発 かがやき513号 金沢行き

リゾートビューふるさとの運転日

12月/4日(土)~5日(日)、18日(土)~19日(日)

1月/8日(土)~10日(月・成人の日)、22日(土)~23日(日)、29日(土)~30日(日)

2月/5日(土)~6日(日)、11日(金・建国記念の日)~13日(日)、19日(土)~20日(日)、26日(土)~27日(日)

3月/5日(土)~6日(日)、12日(土)~13日(日)、19日(土)~21日(月・春分の日)、26日(土)~27日(日)

乗車した感想

北アルプスなどの美しい大糸線の車窓を、HB-E300系特有の大型窓でより美しくダイナミックに楽しむことが出来ました。

また、立山黒部アルペンルートから長野へ向かう際の移動も、安く!そして楽しく快適に移動が出来たのがうれしいところ…

名古屋や関東地方から、アルペンルート、白馬などを訪れる際はぜひ乗ってみてください。
※臨時列車なので運転日には注意です。

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