乗車日 2021年8月02日
みなさん、こんにちは!keitripです。
今回は、津山線を走る快速列車「ことぶき」の乗車記です。
津山線は、岡山と県木の都市津山を結ぶ路線。智頭急行線開通前、岡山と鳥取を結ぶ「特急スーパーいなば」の前身である、急行「砂丘」が走るルートでした。
そんな津山線を走る快速ことぶき、その車窓や混雑状況など気になる方の参考になれば幸いです。
始発の岡山駅
ここは岡山駅、新幹線との接続で山陰地方はもちろん、四国各方面などの拠点の駅。
今回乗るJR津山線は、新幹線から最も遠い9・10番乗り場発。吉備線(桃太郎線)と共用の乗り場になります。
9時47分発 快速ことぶき 津山行きワンマン列車に乗車です。
9時10分、ホームに降りたらちょうど入線してきました。
車両について
今回乗車するのは、キハ47 みまさかノスタルジー です。
2016年の「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」に合わせて誕生した車両です。
2020年に国鉄一般色から写真の急行色に塗り替えられました。
車内の様子です。
JR西日本に所属するキハ40・キハ47は、茶色系のモケットですが、
このみまさかノスタルジーは、国鉄登場時の青色モケットとなっています。
津山寄りの車両に、カウンター席が4席設置、食事などをしながら景色を眺めることが出来ます。
トイレは、和式トイレとなっています。
整理券発券機、運賃箱など、ワンマン運転対応の設備が設置されています。
岡山9時47分発 3934D乗車記
9時47分 岡山駅発車
9時47分 定刻通り岡山駅を発車しました。車内はかなり混んでおり、ボックスシートが相席状態となっています。確実に座りたい方は、20分前にホームに着いているといいでしょう。
その後、山陽本線が右へカーブして分かれます。
9時51分 岡山の隣の法界院に到着です。ここで多数の方が下車しました。
そして住宅街は終わり、景色が開けてきて旭川と並走します。
玉柏駅通過後 平地は終わり、旭川の渓谷に沿ってS字カーブを描きます。
S字カーブの途中、E32 山陽自動車道と交差。
時折、美しい川の流れを見れて意外と飽きることはありません。
野々口駅通過後、川と共に街並みが見えてきました。
10時09分 金川到着
10時09分 金川に到着。ここでも、多数の下車がありました。2分ほど停まり、発車は10時11分になります。
金川駅発車後、掘割の景色になります。
そしてトンネルをゆっくりと通過していきます。
そして、下り勾配を利用して加速。
建部駅を通過します。
そして旭川を渡ると、ブレーキの排気音が鳴り、徐々に減速し始めます。
10時24分 福渡到着
10時24分 福渡に到着。津山9時49分発 快速ことぶき 岡山行きとすれ違います。
福渡駅発車後、旭川と分かれて誕生寺川と並走。
森の中を進んでいきます。
景色が開けて、奥の方に棚田が見えてくると…
10時35分 弓削に到着です。
しばらく、誕生寺川と国道53号と並走し、誕生寺駅を通過。浄土宗特別寺院 美作 誕生寺の最寄り駅です。
その後、ひたすら田園風景が続きます。速度は70km~80km程度と、快調に飛ばします。
10時46分 最後の停車駅 亀甲駅に到着です。
この亀甲駅の駅舎は、建物から亀の頭が飛び出している、独特のデザインとなっています。たまに雑誌等で、珍駅舎として紹介されます。
佐良山駅を通過後…
崖下を通過した後、住宅街が見えてきます。
津山口駅通過後、新見からの姫新線と合流。
そして進行方向右側には、津山まなびの鉄道館が見えてくると…
10時56分 終点 津山到着
10時56分(岡山から1時間09分) 終点 津山に到着です。到着時、ボックスシートで相席になるほどの混雑ではありませんでした。
- 因美線 智頭行き 11時35分発
- 姫新線 佐用行き 12時20分発
- 姫新線 新見行き 12時48分発
に乗り換えができます。
津山は4方向から乗り入れる駅。留置線には多くの気動車が留置されています。
城下町ということで、和風の地下通路を通て駅舎を目指します。
津山駅は基本的に方面によって、乗り場が固定されているようです。
駅舎内には現在、津山まなびの鉄道館となっている、扇形車庫の模型があります。
駅から歩いて20分、吉井川を渡った先には、津山城と…
旧出雲街道にある城東街並み(重要伝統的建物保存地区)があります。
快速ことぶきの停車駅と時刻
下り津山方面※津山駅を除いて発時刻のみ記載
駅 | 3932D | 3934D | 3936D | 3938D | 3940D | 3942D | 3944D |
岡山 | 6:36 | 9:47 | 11:10 | 13:05 | 15:07 | 17:14 | 19:38 |
法界院 | 6:40 | 9:51 | 11:14 | 13;09 | 15:11 | 17:18 | 19:42 |
備前原 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
玉柏 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
牧山 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
野々口 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | 19:57 |
金川 | 7:01 | 10:11 | 11:33 | 13:27 | 15:33 | 17:36 | 20:04 |
建部 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | 20:14 |
福渡 | 7:17 | 10:25 | 11:46 | 13:40 | 15:46 | 17:49 | 20:18 |
神目 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
弓削 | 7:31 | 10:36 | 11:57 | 13:52 | 15:57 | 18:00 | 20:30 |
誕生寺 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
小原 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
亀甲 | 7:41 | 10:46 | 12:07 | 14:02 | 16:06 | 18:10 | 20:39 |
佐良山 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
津山口 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
津山 | 7:52 | 10:56 | 12:17 | 14:12 | 16:17 | 18:20 | 20:50 |
上り岡山方面※岡山駅を除いて発時刻のみを記載
駅 | 3931D | 3933D | 3935D | 3937D | 3939D | 3941D | 3943D | 3945D |
津山 | 6:45 | 7:54 | 9:49 | 11:33 | 13:29 | 15:53 | 18:23 | 20:04 |
津山口 | レ | 7:58 | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
佐良山 | レ | 8:03 | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
亀甲 | 6:55 | 8:11 | 10:02 | 11:44 | 13:39 | 16:06 | 18:33 | 20:17 |
小原 | レ | 8:16 | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
誕生寺 | レ | 8:19 | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
弓削 | 7:05 | 8:23 | 10:11 | 11:57 | 13:51 | 16:16 | 18:42 | 20:29 |
神目 | レ | 8:28 | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
福渡 | 7:17 | 8:36 | 10:24 | 12:08 | 14:02 | 16:27 | 18:56 | 20:40 |
建部 | 7:21 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
金川 | 7:32 | 8:48 | 10:37 | 12:21 | 14:15 | 16:40 | 19:09 | 20:53 |
野々口 | 7:37 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
牧山 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
玉柏 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
備前原 | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ | レ |
法界院 | 7:52 | 9:07 | 10:55 | 12:40 | 14:34 | 16:58 | 19:27 | 21:11 |
岡山 | 7:56 | 9:10 | 10:59 | 12:43 | 14:37 | 17:02 | 19:31 | 21:15 |
※2021年3月ダイヤ改正現在
感想
この津山線は、基本的に60kmから80kmとかなり速い速度で走り、駅も多数通過するので爽快感がありました。
車両は普通列車用のキハ47で、エンジンや変速機は換装されているものの、
急行色であることや、国鉄時代を復刻した内装も相まって、国鉄型気動車キハ58系で運転されていた急行列車「つやま」や「砂丘」を疑似体験しているかのような気分でした。
岡山に乗り鉄する際は、ぜひ乗ってみてください。今回も最後までご覧いただきありがとうございました。