※サムネイルは12月に撮影したものです。
2021年3月5日
今回は、廃止まで一週間を切ったホームライナー小田原21号に乗車してみました。
乗車した号車は4号車のグリーン車です。
廃止間際の様子を紹介します。
始発の新宿駅
始発の新宿駅にやってきました。着発ホームは、5番線です。通常のホームとは少し離れたところにあるので注意が必要です。
今回は、到着の約40分前に到着しましたが、乗り収めを行う多くの鉄道ファンで列が形成されていました。
お隣6番線には、東武線直通特急日光・きぬがわに使用される253系車両が停車していました。
列に並んでる際に、駅員から3月15日から運転される、湘南ライナーとおはようライナー新宿・ホームライナー小田原の代替列車、特急湘南号のパンフレットが配られました。
乗る機会があったら乗ってみます。
また、5・6番線ホームでは「グリーン車は自由席のため、乗り切れない場合があります」と放送が流れていました。
19時20分頃入線
19時20分頃、池袋方面からホームライナー小田原21号が回送電車として入線してきました。
今回は、乗車整理のため、5号車のみでドア扱いが行われました。
駅係員が、ライナー券またはグリーン券を確認し、いよいよ乗車です。
乗車
ということで、乗車しましょう。
今回は、一番前の席がギリギリ空いてたのでそこに座りました。
車内は、鉄道ファンでかなり賑わっていました。新宿発車3分前の時点で、グリーン車は満席となりました。
乗車前に撮ったものですが、席はこんな感じです。とてもレトロです。
フットレストがあり、横の金属のレバーを引くと下がり使用することができます。
185系の仕切り扉です。上に乗ることで反応する自動ドアとなっています。
19時30分 新宿駅発車
19時30分、定刻通り新宿駅を発車しました。
タイムズスクエアの横を通り、ゆっくりと転線していきます。
代々木駅を通過した後、加速して70km前後の速度で原宿駅付近を通過します。
19時34分、もう一つの乗車専用駅、渋谷に到着します。
19時34分渋谷到着
しばらく停車して、19時38分に渋谷駅を発車します。
そして、恵比寿、目黒、五反田を80km近い速度で快調に飛ばしていきます。
19時43分頃、大崎駅を通過します。
横須賀線との合流点、蛇窪信号場を50km前後で通過したあと、西大井駅を60kmで通過していきます。
そして、東海道新幹線と並走する直線区間で90kmまで加速して惰行します。
この区間は、多くの電車が105km~110kmで走りますが、前に横須賀線の電車が走っているため、この区間としては少し遅めの速度となっています。
そして、多摩川を通過して神奈川県に入り武蔵小杉駅を通過します。
武蔵小杉駅通過後、50km前後まで減速して、貨物線に入ります。
2019年11月30日開通した、相鉄線直通電車も、横浜羽沢まで同じ線路を走ります。
95kmまで加速して、新川崎駅の横を通過します。
そして、横須賀線の線路が高架線になったところで、新鶴見から東京貨物ターミナルまで行く貨物列車が通る、尻手短絡線が分岐していきます。
そして、50km前後まで減速して、東海道線・京浜東北線・東海道貨物線と合流して、鶴見川を渡って鶴見駅を通過します。
京急の花月園前付近で、桜木町方面へ走る高島線と分岐して、地下に潜って横浜羽沢まで、しばらくの間長いトンネル※を走行します。
※正確には、生見尾トンネル(鶴見側)と大口付近でシェルターに囲われた高架線と港北トンネル(横浜羽沢側)の3区間に分かれている。
鶴見から横浜羽沢まで、相鉄直通電車は一度加速したら惰性走行に入り、横浜羽沢付近で40km前後まで落ちますが、ライナーは90km前後を維持するように走ります。
20時06分頃、横浜羽沢駅を80km前後で通過していきます。
この先、横須賀線東戸塚付近まで、長いトンネル(正確には相鉄線上星川付近で、シェルターに囲われた高架線)を走行します。
東戸塚側のトンネルは、猪久保トンネルというそうです。
20時10分頃、横須賀線東戸塚駅付近を通過します。
ここから、東海道線と横須賀線と並走します。
20時13分頃、戸塚駅を100km近い速度で快調に通過します。
そして、50km近くまで減速して、大船駅を通過します。
夕方の東京方面からやってくる、小田原行きの湘南ライナーは、1号を除き全て大船駅に停車します。
大船駅付近で、車掌から「藤沢到着まで5分です。降りのお客様はお仕度ください」とアナウンスがありました。
そして、再び95km前後まで加速したら、まもなく藤沢です。
20時21分 藤沢到着
新宿を出て51分…20時21分に、藤沢駅に到着しました。
多くの帰宅客や鉄道ファンが降りました。
藤沢から先、ライナー券不要の快速電車として運転されます。
感想
今回、廃止直前のホームライナー小田原21号に、最初で最後の乗車となりました。
昔ながらのR27の現役の座席を体験することができて、大変貴重な経験となりました。
あと、7両編成のOM編成ということもあり、図鑑でしか見たことはありませんが、廃止になったホームライナー古河・ホームライナー鴻巣・特急おはようとちぎ・ホームタウンとちぎに、乗った感覚で楽しめてとてもよかったです。
今回は、廃止目前ということもあって鉄道ファンが大勢並んでいたこともあり、余計にそう感じさせてしまってはいますが…
今の時代、日本全国の指定席券売機や、さらにPCやスマホから席を予約できる時代の中、
快適な電車で帰るのに、ホームに先着順でライナー券を買ったり、グリーン車に座るために並ぶのは、ナンセンスだなと改めて感じました。
なので、値上げにはなりますが、特急化でサービスが向上することは確実でしょう。
最後の最後に、たぶんこれが、185系最後の乗車となることでしょう。
いままで、ありがとうございました。
湘南ライナーの記事はこちら↓