乗車日 2021年7月24日(日)【日本一周5日目】
みなさん、こんにちは。keitripです。
名古屋から約1時間、美濃太田駅から北濃駅を結ぶ第三セクター鉄道「長良川鉄道」
名前の通り清流・長良川に沿って走る路線で、2016年4月には「観光列車ながら」が運行を開始し、観光列車ファンにも話題となっています。
奥美濃をのどかに走ることから、ローカル線ファンから人気で、いままで気になってたけど乗ったことがない方もいるでしょう。
そんな方のために、長良川鉄道の車窓を紹介します。よろしくお願いいたします。
始発の美濃太田駅
ここはJR高山本線、JR太多線、今回乗車する長良川鉄道線が乗り入れる美濃太田駅です。
JRの改札を出て左へ進むと、「長良川鉄道のりば・きっぷうりば」の看板があります。
長良川鉄道線乗り場
その階段を下りると、長良川鉄道線乗り場があります。線路は1線のみです。
今回乗車するのは、9時56分発 ゆら~り清流列車 北濃行きです。この日は、団体貸切利用があり2両のうち後方1両の乗車となります。
今回使用するのは、1日フリーきっぷ ¥2,700 です。名前の通り、長良川鉄道線全区間乗り降りし放題の乗車券になります。
今回乗車したナガラ3形はセミクロスシートとなっており、清流・長良川の旅を楽しむことができます。
※この長良川鉄道線の列車にはトイレが付いてないので、事前に駅でお済ませください。
駅には長良川鉄道の観光列車「ながら」の広告がありました。一度乗ってみたいですね~
9時56分 美濃太田駅発車
9時56分 美濃太田駅を発車しました。短い16mの車体の1両に大勢の方が乗り込み満員に近い状態です。
美濃太田駅発車後、高山本線と分かれて太田盆地を駆け抜けて行きます。
最初の交換駅 富加駅で「観光列車ながら」の送り込み回送列車とすれ違いました。
関駅到着
10時15分 関駅に到着しました。構内には車両基地が併設されています。
この関駅から長良川鉄道沿線を紹介するガイドさんが乗車し、長良川鉄道線沿線の景色や歴史の解説が行われます。
美濃市駅手前の松森駅から山がちな景色になります。
ここ付近から美濃白鳥付近までE41 東海北陸自動車道と何度も交差します。
美濃市駅に到着しました。美濃太田行きの列車とすれ違います。
湯の洞温泉口駅を出ると、第一長良川橋梁を通過します。ここから終点の北濃まで長良川の渓流を眺めながら進んでいきます。
トンネルを越えて洲原駅に到着です。
鉄道が川に沿って走るのに対し、新しくできた東海北陸自動車道は、一直線で走り抜けるのが乗っててわかります。
「ゆら~り眺めて清流列車」や「観光列車ながら」などでは、長良川を見ることができる箇所にて減速運転をします。
八坂駅を発車してすぐ、第二長良川橋梁を通過し、みなみ子宝温泉駅です。
駅には、「日本まん真ん中温泉 子宝の湯」が併設されており、旅の疲れを癒すことができます。
入湯料は、大人700円(12歳以上) 小人350円(6歳以上12歳未満) です。
みなみ子宝温泉駅の次の、大矢駅に到着です。
ガイドさんからの解説によると「観光列車ながら」のトイレ休憩地点になっています。
赤池駅到着直前、第三長良川橋梁を通過します。
発車直後には第四長良川橋梁を渡ります。
帰りの列車からの写真になりますが、深戸~相生駅間では長良川の景色と共に、東海北陸自動車道の上下線と長良川鉄道の3つのトンネルが同じ地点で始まることが確認できます。
そして第五長良川橋梁を渡ると相生駅に到着します。
相生駅を発車しました。次は郡上八幡です。
11時18分 郡上八幡到着
11時18分(美濃太田から1時間22分) 奥美濃の小京都 郡上八幡に到着です。ここで乗客の大半が降りて車内は割と空いてきました。
また、ガイドさんの乗車も郡上八幡で終わります。
郡上八幡は、日本最古の木造再建城の郡上八幡城や、川が複数ある立地を生かした、水の町として知られています。
この日は終点の北濃まで乗車した後に、郡上八幡の町を観光してきました。
郡上八幡から2駅目 山田駅に到着です。東海北陸自動車道の真下にあります。
郡上大和と万場の間では、第一上之保川橋梁で長良川を渡ります。
長良川は上流部では、「郡上川」や「上之保川」と呼ばれているようです。
郡上八幡から先、さらに景色が険しくなるかと思いきや、ちょっとした平野の中を疾走します。
上万場と大平の間では、東海北陸自動車道と交差し、ここでお別れです。
11時53分 美濃白鳥駅に到着です。この美濃白鳥には車庫が併設されています。
今回は、前寄りが貸切利用の2両編成でしたが、北濃からの折り返しのさいに貸切利用の1両が切り離されました。
また、閉そく方式がここを境に、特殊自動閉塞からスタフ閉塞に変わります。
12時04分 終点 北濃到着
12時04分(美濃太田から2時間08分) 終点の北濃駅に到着しました。
この北濃駅には、アメリカンブリッジ製造(明治35年製)の転車台があります。
昭和9年に、岐阜駅から移設されてきました。
多くの方が誤損かもしれませんが、この長良川鉄道線は、現在は北濃駅で終点となっていますが、
計画では現在のJR越美北線の九頭竜湖と繋げて、越美線を名乗る予定でした。
その名残もあり、長良川鉄道線の正式な路線名は、三セク転換前を変わらない「越美南線」となっています。
この最果て感がたまらないですね
この北濃駅は無人駅ですが、駅舎内には「終点北濃駅」という食堂が併設されていて、ラーメンや味噌カツなどを食べることができます。
列車を待っている間に訪れてみてはいかがでしょうか?
その後、12時39分発 美濃太田行きの折り返し列車に乗車し、郡上八幡へ…
前述のとおり、郡上八幡の町を観光したのちに、
郡上八幡 16時01分発 美濃太田行きに乗車しました。ながら川風号が併結されていました。
観光列車ながらもいつか乗ってみたいところですね…
ゆら~り眺めて清流列車1号の主要駅の時刻
主な停車駅 | 着発時刻 | 備考 |
美濃太田 | 9:56発 | |
富加 | 10:05着 10:05発 | |
関 | 10:15着 10:18発 | 観光ガイドさん乗車 |
美濃市 | 10:27着 10:28発 | |
みなみ子宝温泉 | 10:50着 10:50発 | |
郡上八幡 | 11:18着 11:22発 | 観光ガイドさん下車 |
美濃白鳥 | 11:53着 11:54発 | |
北濃 | 12:04着 |
感想
この日は4連休であったことや、先頭車両が貸切利用のため、短い車体の1両に多くの観光客が乗車して非常に混んでいました。
真夏で日差しも入ってきて、正直言って快適とは言えませんでしたが、逆に言うと活気のあるローカル線って感じがして、ある意味安心して乗ることができました。
長良川の流れや東海北陸自動車道を見ながら進み、景色も飽きることはありませんでした。
岐阜の鉄道巡りをされる方や、郡上八幡を訪れる際には、ぜひ長良川鉄道に乗ってみてください。
最後に、この長良川鉄道線の列車にはトイレが付いてないので、事前に駅でお済ませください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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