乗車日 2021年10月31日(往路)、11月01日(復路)
みなさん、こんにちは!keitripです。
今回は、旅行のため東京と長野を往復します。
東京から長野に行く際は、北陸新幹線で片道8,140円 往復16,280円 所要時間 約1時間30分かかりますが、
今回は高速バスを利用して往復4,200円で東京と長野を往復しました。
そのバスの乗車の様子(休憩地点や所要時間など)をお届けします。
・「安心して東京と長野を安く移動したい」
・「高速バス使ってみたいけど、どれくらい時間がかかるのか?わからない」
という方の参考になれば幸いです。
今回は、大手高速バス会社 WILLER TRAVEL を利用しました。
バスタ新宿7時10分発 H5505便(往路)乗車記
バスタ新宿
ここは新宿駅です。今回乗る便は、南口にあるバスタ新宿から発着します。
JRの新南改札・甲州街道改札・ミライナタワー改札から直結しています。
バスタ新宿への登り口付近には、タイムテーブルがあるので確認してみましょう。
ピンクの枠線で囲ったのが、今回乗るバス H5501便、D11番乗り場からの発車のようです。
バス乗り場がある4階にやってきました。待合室から1番遠いエリアのため、乗車の際は乗り場間違いに、注意してください。
発車の約20分前、D11番乗り場にやってきました。発車の10分前に乗車できるようになったので、乗り込んでいきましょう。
車内の様子
ピンクの絨毯が私たちを出迎えてくれます。
入り口には、アルコール消毒器が置かれています。
車内に入る前に、消毒をして感染症拡大防止に努めましょう。
また、車内での会話や食事は控えるようにお願いします。
4列掛けのリラックスシートです。隣の座席との間には、仕切りがありプライベート感を確保しています。
また、後方区画は女性専用のエリアとなっているため、より安心して過ごすことが出来ます。
シートピッチは91cmと、スタンダード(いわゆる普通のリクライニングシート)と変わりません。
なので、人によってはやや窮屈に感じるかもしれません。
ですが、レッグレストとフットレストがあり、身動きがあまりできない中、靴を脱いで快適に過ごすことが出来そうです。
※付いているバスと付いてないバスがあります。
このリラックスの特徴である「カノピー」。周囲の光や音を遮り、かつ他の方に寝顔を見られずに済むため、安心して眠ることが出来ます。
特に夜行便に乗車する際は、通常のバス座席よりも快適に乗車できそうです。
車内には、コンセントと無料のWi-Fiサービスが付いています。
ブランケットもあるので、寒くなりがちな車内でも安心ですね…
バスタ新宿発車
7時10分 定刻通りバスタ新宿を発車しました。
車内は一部窓側の席が空いており、4割程度の乗車率。隣に座られる方はいませんでした。
そして、ターミナルを下りて行きます。
そして甲州街道を左へ。案内放送が行われ、途中 三芳PAと横川SAで休憩が行われるようです。
山手通り、目白通りと進んでいきます。
バスタ新宿から約40分 目白通りをそのまま進んで、練馬インターから関越道に入ります。
埼玉県 新座料金所を通過
三芳PAで休憩
8時前 最初の休憩地点 三芳パーキングエリアに到着。バスの発車は8時20分です。
夜行バス同様に入口付近に、出発時刻が提示されるので確認してください。
三芳PAの下り線にはスターバックスがあり、ここでお目覚めのコーヒーを嗜むのもいかがでしょうか。
20分~25分ほどの休憩が終わり、バスは嵐山等での渋滞に巻き込まれずに順調に進みます。
そして8時50分頃 神流川(かんな)を渡り、埼玉県から群馬県へ入ります。
その直後、藤岡JCTで関越道から上信越道へ入ります。
そして徐々に関東平野を抜けて山がちな景色になります。
横川PAで休憩
9時30分頃 横川SAに到着です。ここでは、有名駅弁「峠の釜めし」を購入することが出来ます。
横川SAには Tully’s Coffee があります。
9時55分 20分~25分の休憩を取って、横川SAを発車します。
中山道の難所 碓氷峠を越えて行きます。トンネルや橋梁を駆使しても、勾配とカーブの連続です。
碓氷峠を越えて、景色が開けてきました。ここから佐久平(佐久盆地)に入ります。
10:40 東部湯の丸SAに到着
10時40分 東部湯の丸サービスエリアに到着しました。
降車のための停車です。休憩地点ではありませんので注意してください。
その後、全長約4500mの五里ヶ峯トンネルなどを通過し、更埴ジャンクションを通過、長野道と合流します。
善光寺平(長野盆地)に入りました。あと少しですね…
そして長野ICで上信越道を下ります。そして長野インター目の前のロイヤルホテル長野へ向かいます。
11:20 ロイヤルホテル長野 到着
11時20分 ロイヤルホテル長野に到着。ロイヤルホテル長野のフロントの前ににそのまま停車します。
そして県道30号線 長野真田線を走り、千曲川を渡ります。
11時30分 長野小島田 到着
11時30分 長野小島田に到着。WILLER EXPRESS 長野営業所の中にある停留所に入ります。
犀川を渡り、長野の中心部へ入ります。
11時50分 【終着】長野駅前(東口) 到着
11時50分 長野駅前(東口)に到着です。バスタ新宿から4時間40分掛かりました。
特に渋滞に巻き込まれずに定刻通りに到着。
5時間近くの乗車ですが、適度な休憩時間や、靴を脱ぎながら座れる快適な座席のため、長時間乗車特有の疲れは、特に感じません。
その後、駅の反対側 善光寺口 にある小木曽製粉所 長野駅前店でおそばを食べました。
長野駅前(東口) 18時00分発 H5606便(復路) 乗車記
長野駅前(東口)
翌日11月01日 17時50分頃 ここは長野駅東口です。
善光寺口とは反対側になりますが、地下通路等で長野電鉄等と直結しているので特に不便はありません。
往路の降車場所と同じ乗り場です。WILLERの看板が出ているので、比較的わかりやすいでしょう。
ロータリーの外なので、少しだけ遠いです。気を付けてください。
車内
座席は、行きと同じ「リラックス」です。
行きとは異なり、フットレストはついていませんでした。
また、充電設備はコンセントプラグではなく、USB-Aの差込口になっています。
アダプターを使わずに、直接充電できるのはありがたいですね。
18時00分 長野駅前(東口) 発車
18時00分 定刻通りバスは長野駅前(東口)を発車しました。車内の混雑は5~6割程度といったところ
その後、長野市内を走ります。
18時20分 長野小島田 停車
県道30号 長野真田線を走り、18時20分 長野小島田に到着です。ここからの乗車はありませんでした。
信濃川を渡ったら、そのまま長野ICを通り、上信越道へ入ります。
この便は、ロイヤルホテル長野を経由しないようです。
先ほど同様に、更埴JCTから東京方面へ進みます。
五里ヶ峰トンネルを通過。
19時05分 東部湯の丸SAに停車
19時05分 東部湯の丸サービスエリアに停車、往路同様に休憩地点ではないので注意してください。
佐久平を走り終え、チェーンベースを通過すると、八風山トンネルへ。長野と群馬の県境を越えます。
実は群馬県にある、碓氷軽井沢ICを越えて、碓氷峠を下ります。
横川SAで休憩
19時40分頃 最初の休憩地点 横川SAに到着。老舗旅館の回廊を設計に取り入れた、落ち着くサービスエリアになっています。
建物内には、かつて横軽こと碓氷峠を越えていた、キハ57系を模した休憩スペースがあり、峠の釜めしを買って「横軽」を疑似体験できます。
20時05分 25分ほどの休憩を取り出発です。
碓氷峠を越えて、徐々に明かりが見え始めました。
藤岡JCTから関越道に入り…
神流川を越えて埼玉県へ。有名なサービスエリア、上里サービスエリアは川を渡った直後にあります。
順調に進んだかと思いきや、東松山IC付近で渋滞に入りました。
ICを越えたあたりで、また順調な速度に戻りました。橋梁工事に伴う車線規制だったようです。
三芳SAで休憩
21時25分頃 往路同様に三芳SAに20分~25分間の休憩がありました。
21時45分 三苫PAを発車し、関越道をそのまま進んで新座料金所を通過
そのまま、目白通りを進みます。
山手通り、甲州街道を進んで新宿駅の目の前まで来ました。
22時35分 【終着】バスタ新宿に到着
22時35分 バスタ新宿 3階の降車場に到着です。長野駅から4時間35分掛かりました。
バスはそのまま、23時15分に新木場に到着します。
大半の方は、ここバスタ新宿で降り、5名程度が新木場まで乗車されました。
出口を進むと、目の前に階段・エスカレーターがあります。
JR新宿駅新南口に到着です。JR線の乗換目安は、最短5分といったところ…余裕を持って10分くらいあった方がいいかも…
帰りも同様に5時間近く乗ったわけですが、長時間乗車特有の疲れはあまりありませんでした。それでも時間が遅いので眠くはなりましたが…
WILLER EXPRESS バスタ新宿~長野の時刻
※2021年10月現在
長野方面行き
便タイプ | 昼 行 | 昼 行 | 昼 行 | 昼 行 | 夜 行 |
便名 | H5501 | H5502 | H5503 | H5505 | H5555 |
シートタイプ | リラックス | リラックス | リラックス | リラックス | リラックス |
バスタイプ | 4列ゆったり | 4列ゆったり | 4列ゆったり | 4列ゆったり | 4列ゆったり |
東京ディズニーシー | 22:10発 | ||||
川崎駅 | 23:10発 | ||||
JR大崎駅 | 24:10発 | ||||
バスタ新宿 | 7:10発 | 10:30発 | 13:30発 | 18:00発 | 24:40発 |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | 車中泊 | |
東部湯の丸SA | 10:40着 | 14:00着 | 17:00着 | 21:40着 | 4:50着 |
ロイヤルホテル長野 | 11:20着 | 14:40着 | 17:40着 | ↓ | ↓ |
長野小島田 | 11:30着 | 14:50着 | 17:50着 | 22:20着 | 5:30着 |
長野駅前(東口) | 11:50着 | 15:10着 | 18:10着 | 22:40発 | 5:45着 |
東京方面行き
便タイプ | 昼 行 | 昼 行 | 昼 行 | 昼 行 | 夜 行 |
便名 | H5601 | H5604 | H5605 | H5606 | H5655 |
シートタイプ | リラックス | リラックス | リラックス | リラックス | リラックス |
バスタイプ | 4列ゆったり | 4列ゆったり | 4列ゆったり | 4列ゆったり | 4列ゆったり |
長野駅前(東口) | 6:00発 | 10:30発 | 13:00発 | 18:00発 | 23:30発 |
長野小島田 | 6:20発 | 10:50発 | 13:20発 | 18:20発 | 23:45発 |
ロイヤルホテル長野 | 6:30発 | 11:00発 | 13:30発 | ↓ | ↓ |
東部湯の丸SA | 7:10発 | 11:40発 | 14:10発 | 19:05発 | 24:25発 |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | 車中泊 | |
バスタ新宿 | 11:00着 | 15:25着 | 17:50着 | 22:35着 | 5:10着 |
JR大崎駅前 | 11:35着 | 16:00着 | ↓ | ↓ | |
新木場駅前 | 23:15着 | ↓ | |||
川崎駅 | 6:10着 | ||||
東京ディズニーシー | 7:00着 |
まとめ メリット・デメリット
WILLER EXPRESSのメリット
- 片道2,100円~ と新幹線より圧倒的に安い
- フットレストやカノピーが付いた、長時間乗車でもあまり疲れない快適なシート
- 夜行便を使った場合は、新幹線よりも時間の有効活用ができる
WILLER EXPRESSのデメリット
- 5時間弱と、新幹線の倍以上の時間がかかる
- 1日5本と、新幹線より圧倒的に本数が少ないこと
- 車内にトイレが付いていないので、トイレ休憩はサービスエリア(約2時間おき)のみ。
- 渋滞等に巻き込まれて、時間通りに着かないリスクが高い。
なお、デメリット1に関しては、
- 多くの方が承知の上で乗車すること。
- リラックスシートで、あまり疲れを感じない座席
のため、特に大きなデメリットではないでしょう。
4列でやや狭い空間ながら、WILLER EXPRESS独自の座席で、特に疲れなどなく快適な移動でした。
車内設備を考えると、往復で5,000円もかからないのは、コスパ最強です。
長野などを訪れる際は、ぜひ WILLER TRAVELを利用してみてください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。