みなさん、こんにちは!小田急江ノ島線ユーザー、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。
相模大野から、大和、湘南台、藤沢を通り、片瀬江ノ島まで至る小田急江ノ島線。
今回は、そんな小田急江ノ島線の少し変わったダイヤを紹介します。
江ノ島線で待ち合わせができる駅
現在、小田急江ノ島線で待ち合わせができる駅は、大和と長後になります。
大和では、各駅停車が急行、快速急行、特急ロマンスカーの緩急接続が…
長後では、各駅停車が急行と接続、快速急行と特急ロマンスカーは停車しないので、通過待ちが行われています。
基本的に各駅停車が、優等種別を待避しています。
しかし、それに当てはまらない待避パターンがあるので、現在の事例と過去の事例を紹介します。
現在、大和で行われている急急待避
2021年3月改正現在、土休日の下りで2回行われている急急待避です。
停車駅 | 各停 | 快速急行 | 特急 |
---|---|---|---|
相模大野 | 9:34発 | 9:40発 | 9:44発 |
大和 | 9:44着 9:45発 | 9:47着 9:51発 | レ |
長後 | 9:52着 9:58発 | レ | レ |
湘南台 | 10:00着 10:00発 | 9:57着 9:58発 | レ |
藤沢 | 10:10着 10:13発 | 10:05着 10:08発 | 10:02着 10:05発 |
片瀬江ノ島 | 10:20着 | 10:13着 | 10:11着 |
停車駅 | 各停 | 快速急行 | 特急 |
---|---|---|---|
相模大野 | 11:34発 | 11:40発 | 11:43発 |
大和 | 11:44着 11:46発 | 11:48着 11:52発 | レ |
長後 | 11:53着 12:00発 | レ | レ |
湘南台 | 12:02着 12:02発 | 11:58着 11:59発 | レ |
藤沢 | 12:12着 12:15発 | 12:06着 12:09発 | 12:02着 12:05発 |
片瀬江ノ島 | 12:22着 | 12:14着 | 12:12着 |
2018年の複々線化工事完了のダイヤ改正時に誕生した、土休日のみ運転のロマンスカー、メトロえのしま号。
片瀬江ノ島行きのメトロえのしま号は、3~4分前を走る快速急行を大和で追い抜かします。
通常であれば、各駅停車が大和で快速急行に抜かれるところ、大和での接続が不可能なため、長後まで逃げ切り、長後にて、メトロえのしま、快速急行の順で2連続で通過待ち合わせを行います。
土休日に多く設定されている新宿発のえのしま号では、前後の快速急行と10分前後空いているのでこのようなことが起こりません。
メトロえのしまの運転時刻、運転形態だからこそ見られるものになります。
かつて、大和であった急急接続パターン
2016年のダイヤ改正までの土休日の夜に2回、大和で急行と特急ロマンスカーえのしま号の接続が2回も行われていました。
停車駅 | 各停 | 急行 | 特急 |
---|---|---|---|
片瀬江ノ島 | 19:15発 | 19:26発 | |
藤沢 | 19:22着 19:25発 | 19:29発 | 19:32着 19:32発 |
長後 | 19:37発 19:44着 | 19:39着 19:39発 | レ |
大和 | 19:52着 19:52発 | 19:45着 19:50発 | 19:47着 19:48発 |
相模大野 | 20:04着 | 20:01着 | 19:54着 |
停車駅 | 各停 | 急行 | 特急 |
---|---|---|---|
片瀬江ノ島 | 20:13発 | 20:26着 | |
藤沢 | 20:20着 20:24発 | 20:29発 | 20:31着 20:34発 |
長後 | 20:37着 20:43発 | 20:39着 20:39発 | レ |
大和 | 20:50着 20:51発 | 20:44着 20:49発 | 20:46着 20:47発 |
相模大野 | 21:02着 | 20:58着 | 20:54着 |
接続パターンは、各駅停車が長後で急行と接続、特急ロマンスカーを通過待ちで2重待避。
急行が大和で、後続の特急ロマンスカーと接続を行います。
その急行を追いかけるように、2分後に各駅停車が大和に到着というダイヤになっていました。
しかし2016年の区間準急が廃止されるダイヤ改正を持って、ダイヤパターンが変更され、それに伴いこのような忙しい光景が見られなくなりました。
おわりに
2重待避と急急接続自体は、本数の多い小田原線では当たり前のように見られますが、列車本数が少ない江ノ島線では異様な光景です。
今後の小田急のダイヤの変更によって、無くなるかもしれませんし、新たなパターンで増えるかもしれません。
割と単調なダイヤの江ノ島線の注目ポイントだなと、改めて感じます。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。