乗車日 2021年7月25日
みなさん、こんにちは!keitripです。
2021年2月に定期運用を終えた近鉄12200系 新スナックカー、7月の4連休にその新スナックカーによる臨時特急が運転されました。
その4日目に運転された357列車 近鉄名古屋発大阪上本町行きの名阪特急に乗車したので、その様子をお届けします。
よろしくお願いします。
始発の近鉄名古屋駅
ここは近鉄名古屋駅です。宇治山田・賢島方面の名伊特急と、大阪難波方面の名阪特急の出発地点です。
今回乗車する357列車は、賢島行き特急の9分後を追うように走るようです。
前を走る特急賢島行きと同じ乗り場、4番乗り場からの発着です。
7時16分 発車の3分前とかなりギリギリで入線してきました。
“大阪上本町ゆき”と定期列車と変わらない行き先表示を出しています。
ということで、乗り込んでいきましょう。今回は1号車に乗車します。
7時19分 近鉄名古屋発車
7時19分 定刻通り近鉄名古屋駅を発車しました。
そして車内チャイムが鳴り、自動放送が行われました。臨時の特別運行でありながら、定期列車と同じ扱いのため、特別運行感がなく逆に心地が良かったです。
車内の様子です。当たり前ですが、ほぼ満席でした。
近鉄名古屋駅の地下区間を抜けると、JR東海名古屋工場の横を走ります。
そして関西本線と並走しながら住宅街を駆け抜けます。
電車は、木曾三川の木曽川・長良川・揖斐川を渡ります。
7時36分 最初の停車駅 桑名駅に到着です。
その後、四日市にも停車していきます。この臨時名阪特急は、停車駅が多い乙特急と同じ停車駅で停まっていきます。
四日市と白子の間では、連結面の見学をしに行きました。ただ、客室部と異なり人だかりが出来ていました。
7時59分 白子に停車
8時11分 津に停まります。
中川短絡線通過
8時20分頃 速度を落とします。そして名阪特急の名物である中川短絡線を通過します。
写真奥の方から右へ走ってくる大阪線へ合流…
その後伊勢自動車道と交差して一気に加速して行きます。
列車は榊原温泉口などを通過して、青山峠越えに挑みます。
青山トンネルなどを高速で駆け抜けて、青山町駅を通過しているところです。
8時49分 大阪線に入って最初の停車駅 名張に到着です。ここで急行上本町行きを追い抜かします。
その後、33‰の急勾配を駆け下り、大阪平野を目指します。
9時15分頃 大和八木駅に到着です。3分ほど停まり9時18分に発車します。
大和八木から大阪上本町までの短区間で乗車する方を数十名程度見かけました。
河内国分を通過して大和側を渡り、大阪平野に入ってきました。あともう少しで、スナックカーの旅が終わります。
高安駅を通過、区間準急を追い抜かします。
高安検車区では、団体用車両 あおぞらⅡを見ることができました。
12200系の一部は、あおぞらⅡに改造されてしばらくは使用されます。
近畿自動車道天理吹田線のと交差し、大都市大阪に入った実感がわきます。
9時46分 大阪環状線との乗換駅 鶴橋に到着です。ここで降車される方は4名程度でした。
鶴橋駅を出ると引き上げ線が見えてきて、いよいよ終点の大阪上本町です。
9時48分 大阪上本町到着
9時48分 終点大阪上本町駅に到着です。ここで切り離し作業が行われたため、ホーム中央付近が通り抜け困難になるくらい混んでいました。
急いで大和朝倉行き準急に乗車します。
9時14分頃 後ろ4両が切り離されて回送列車として大阪線を下っていきました。
パンタが4つもあって超圧巻!
前より4両の回送は時間の都合上撮りませんでした。
357列車の時刻
停車駅 | 発車時刻 | 備考 |
近鉄名古屋 | 7:19 | 4番線発 |
桑名 | 7:36 | |
近鉄四日市 | 7:47 | |
白子 | 7:59 | |
津 | 8:11 | |
名張 | 8:52 | |
大和八木 | 9:18 | |
鶴橋 | 9:46 | |
大阪上本町 | 9:48 | 切り離し作業 |
感想
定期運用から離脱した列車を、団体列車ではなく、臨時特急として通常と変わらない形態で運行して乗車できてとてもいい思い出になりました。
ちゃんと特急券として形に残せるところが非常にありがたいです。
この12200系新スナックカーは、高安検車区で見た団体用車両「あおぞらⅡ」や、クラブツーリズム専用の「かぎろひ」、2022年4月29日にデビューする「あをによし」に姿を変えて走ります。
JRでいうジョイフルトレインとしての活躍に今後も期待したいところです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。