2020年11月25日
箱根登山鉄道の撮影が終わり、一緒に行った友達と町田でご飯を食べることになりました。
そのさいに、町田まで小田急ロマンスカーに乗車したので、その様子を紹介します。
始発の箱根湯本駅
小田急ロマンスカーの終着点で、登山電車の始発駅、箱根湯本駅です。
改札は2階にあります。自動券売機はありますが、通常の乗車券のみの購入しかできません。
そのため、隣にある窓口で時刻を確認して係員に、特急券を発券してもらいます。
今回は、箱根登山鉄道線の乗り放題切符、トコトコきっぷを利用していたため、乗車券は小田原からの発券となりました。
有人窓口のため、このような買い方もスムーズにでき、大変ありがたいです。
ロマンスカー入線
18時27分(発車の12分前)、はこね37号の折返しとして入線してきました。
VSE、何度見てもかっこいいですよね…
今回乗る、はこね38号は18時39分に、箱根湯本駅を出ます。
この白い車体と赤い帯が、風格を感じさせてくれます。
またこのVSEは、現役の小田急ロマンスカーで唯一の連接台車となっています。
発車の5分前、ドアが開いたので乗り込みましょう。
乗車 車内設備の紹介
客室
VSEの客室です。木目を多用した明るいながらも落ち着いたデザインとなっています。
また、ドーム状の高い天井となっています。
このVSE(Vault Super Express)の由来は、ドーム状の天井が由来です。
Vaultは、ドーム型の天井、天空、空間の意と言う意味です。
このVSEの最大の特徴は、座席が5度窓側に傾けられていところです。
これにより、車窓をより楽しめるようになっています。
テーブルは、JRの特急や新幹線と同じ、やや大きめの背面テーブルが使われています。
他のロマンスカー(GSE、MSE、EXE)は、肘掛けのテーブルとなっているため、それらの車両に比べるとテーブルを広く使うことが出来ます。
また、座席を回転させたとき専用のテーブルがあります。
デッキ
4号車のデッキです。デッキは基本的に大理石調の床となっています。
4号車の場合、トイレは3号車となります。そのため、3号車のデッキも紹介します。
3号車は、サルーン席が3区画と各種水洗設備となっており、車両の大体真ん中で区切られています。
大型の男女共用トイレが2台と、男性用の小便器の1台と、手洗い場が1つ設けられています。
こちらが手洗い場です。白を基調とした高級感ある清潔なデザインとなっています。
水洗設備とデッキは自動扉で区切られています。
3号車には、売店があり簡単なテーブルとして使うことができるものが設置されています。
今回乗ったはこね38号では、売店の営業はありません。
18時39分 箱根湯本発車
18時39分、箱根湯本駅を発車しました。
暗くなった箱根の山を、ゆっくりと下っていきます。
途中の箱根板橋では、現在2編成しか営業に就いていない未リニューアルのEXEとすれ違いました。
小田原駅到着
始発の東海道線や小田急線の電車の脇を通り過ぎて、小田原駅に到着です。
ここで箱根登山線区間は終了です。
小田原の次は、本厚木に停まります。
小田原からは、観光客やJRなどからの乗り換え客が10名程度乗車してきました。
小田原を出ると、100km近い速度で駆け抜けていきます。
新松田では、各駅停車本厚木行きを追い越します。
友達と色々話し合ってるうちに、伊勢原を通過していました。
伊勢原では、小田原を11分前に発車した急行新宿行きを追い越します。
本厚木停車
小田原を出て28分、厚木や相模原地域の拠点となる駅、本厚木に到着します。
ここで、始発の各駅停車新宿行きに接続します。
このはこね38号は海老名には停まりませんが、乗り継ぐことで、海老名にスムーズに移動できます。
相模川を渡って厚木、海老名をスムーズに通過します。海老名ではなにか電車を追い越すことはありませんでした。
相武台前では、各駅停車の新宿行きを追い越します。
本数の多い区間では、どんどんと遅い電車を追い越すため、スムーズに走ります。
江ノ島線との合流駅、相模大野を通過し、いよいよ町田です。
町田到着
箱根湯本を出て54分、19時33分に町田に到着しました。
町田では、各駅停車新宿行きに接続します。
はこね38号の停車駅 時刻
到着時刻 | 発車時刻 | 備考 | |
箱根湯本 | (18:27) | 18:39 | |
小田原 | 18:51 | 18:54 | |
本厚木 | 19:21 | 19:22 | 各駅停車新宿行きに接続 |
町田 | 19:33 | 19:34 | 各駅停車新宿行きに接続 |
新宿 | 20:05 |
VSE乗車時の注意点
- VSEの展望席車両(1号車と10号車)にはドアがありません
隣の車両(2号車と9号車)のドアからの乗車になります - 他のロマンスカー(GSE、MSE、EXE)の車内には、自動販売機がありますが、
このVSEには自動販売機がありません。飲み物は事前に買っておくことをおすすめします。
感想
VSEは、伝統あるロマンスカーを受け継いだ、看板車両であることを乗って改めて実感しました。
座席を回転させたとき用のテーブルが設けられていたり、グループでの移動に最適なサルーン席があるなど、箱根へのお出かけに特化していて、登場から15年たった今でも輝きは失っていないことを実感しました。
今後も、VSEが看板車両であることはしばらくは変わらないと思います。
箱根へのお出かけの機会があったら、ぜひVSEに乗ってみてください。