【貸切】貸し切り車両で行く房総半島横断オフ会ツアーに参加してきた

旅行日 2021年5月27日

この日は、親友のわたがし社長と一緒に、急行「旅路」さん主催のオフ会貸切ツアーに参加してきました。
このツアーは、いすみ鉄道さんと小湊鉄道さんの、定期運行の列車のうち1両を丸ごと貸し切って房総半島を横断するものとなっています。その様子を、大原から終点五井まで紹介いたします。よろしくお願いいたします。
最後に車庫見学が行われたので、軽くですがご覧ください。

大原駅

10時20分発 いすみ鉄道線普通上総中野行きに乗車し、大多喜へ向かいます。
車両はいすみ350と呼ばれる車両で、見た目はキハ20系ですが、最新の軽快気動車になります。

車内は、今回のオフ会ツアー参加者と一般の観光客が合わさり、1両編成ということもあって車内はかなり混んでいました。
途中の国吉では行き違い待ちのため、5分間の停車があったのですが、いすみ鉄道応援団による車内販売と、甘酒の無料配布が行われました。

10時53分 大原を出て33分 大多喜に到着しました。大多喜で下車していきます。

大多喜では、駅周辺で30分間待機しました。

キハ28 + キハ52 急行いすみに乗車

大多喜駅には車両基地が併設されているのですが、11時15分頃 その車両基地から今回のメインの一つ、キハ28系とキハ52系気動車による急行いすみ号が入換、入線してきました。

今回は、キハ28系車両を貸し切ったのでそちらに乗車していきます。

大多喜駅では、構内踏切付近でこのようにキレイに車両を撮ることができます。

後ろにつながれてる車両はキハ52系になります。

前方のキハ28系は、2011年まで高山本線 富山~猪谷間で活躍をしていた車両になります。車番はキハ28 2346です。
後方のキハ52系は、2010年まで大糸線 糸魚川~南小谷で活躍をしていた車両になります。車番はキハ52 125です。

どちらも、最後はJR西日本の車両として活躍していました。
また、エンジンは製造当初からの「DMH17H」と呼ばれるエンジンを搭載しており、アイドリング時には「カランカラン」という音を立てファンには大変人気です。

JR東日本で活躍していたものは、出火事故がきっかけでエンジンが換装されてしまいました。

違う形式同士を基本的に関係なく繋げられるのが、国鉄型気動車の特徴です。
2両編成ながら、このような混結編成で動かしてくれるのが、個人的にエモいです。

緑の壁に、青色のモケットが昭和にタイムスリップしたような感覚になります。

なお、JR時代の運賃表やワンマン運転用の設備などは、そのまま残されています。国鉄のキハ52系に乗ってるのではなくて、大糸線のキハ52系に乗ってるような感覚になれるので、そこがいいですね…

車内では、い鐡揚げなどのいすみ鉄道グッズや、昔懐かしい瓶コーラや瓶ジュース(オレンジ)などが販売されています。
車内には、栓抜きが残されており、それを利用して瓶を開けられます。

今回、貸し切ったキハ28系車両にやってきました。車内には、大型のテーブルが設置されています。
これは、レストラン列車と呼ばれる地元のレストランとコラボをして、食事を提供するツアーがありその際に使用するテーブルになります。

11時37分 大多喜発車

11時37分 エンジンを唸らせながら大多喜駅を発車しました。
発車後すぐに、オルゴールによる車内チャイム「アルプスの牧場」が鳴り、車掌によるご案内が始まりました。

列車は右へカーブをして夷隅川を渡ると、城見ヶ丘に停車します。

急行いすみ号の停車駅




西




















西


大多喜~大原 急行 急行料金300円が必要

このオフ会に誘ってくれた、親友のわたがし社長は満喫していました。

城見ヶ丘を出ると、緑に囲まれた区間を通ります。窓を開けられるのでここを走ってる時は、気持ちがいいです。

国吉駅到着前には、鉄道写真家 中井精也さんが撮影したことで有名な「第二五之町踏切」を通過します。

11時49分 国吉に到着しました。ここでは約10分停車します。

国吉駅には、元久留里線のキハ30系と、初代いすみ鉄道の車両いすみ200型が留置されています。

12時00分 国吉駅を発車します。

列車は、上総東に到着しました。2面2線の簡易的なホームがある駅で、個人的に逆に味があります。

上総東と西大原の間には、このような池を見ることができます。

12時16分 外房線と合流すると、すぐに大原駅に到着します。大原では30分間停車します。

大原では撮影会状態になっていました。今回のツアーの目的である「大原から五井」のサボが提示されていました。

大原駅では2両編成の場合、前方の車両がはみ出て停車するようです。

大原駅売店で、い鐡揚げと房総塩チョコクランチを購入しました。

大原から折り返してゆく

12時46分 大原駅を発車していきます。

一緒にいたわたがし社長…隣のボックスにいませんね~…

大原から上総中野、そして五井までずっと集まってました。

西大原駅を通過して、1分後くらいに進行方向左側に「がんばれ い鉄!コロナに負けるな」と看板がありました。こういうのを見ると、もっと応援したくなりますね。

上総東駅に到着です。上総東の大原行きの待合室は、昔ながらのものになっています。

そして夷隅川を渡ると国吉です。

紹介することができませんでしたが、国吉駅には腕木信号機が保存されています。

13時02分 国吉に到着です。ここでは、9分間停車し11分に発車します。
このような写真を軽く撮っていました。

13時23分 大多喜に到着しました。ここからは、急行料金不要の普通列車になり各駅に停まっていきます。ここ大多喜は、蔵の街として有名です。

大多喜を出て夷隅川の鉄橋付近で、進行方向右側に大多喜城を見ることができます。

列車は、徐々に山深くに入っていきます。

次の小松谷に到着です。小松谷駅を出ると熊野神社を見ることができます。

東総元駅に到着です。待合室に桜の形の穴があって可愛いですね…

久我原駅に到着します。関東にある気軽に訪れることができる秘境駅として一部ファンから有名です。

総元駅に到着です。立派な駅舎があって安心します。

右へ左へうねうねと勾配を上っていくと、最後の途中駅西畑です。

西畑を出ると車内チャイムが鳴り、もうまもなく終点の上総中野です。

上総中野から小湊鉄道線乗車

13時50分 終点の上総中野に到着です。ほぼ同じタイミングで小湊鉄道線が到着しました。

今回は、手前の車両 キハ201を貸し切るそうです。

1両貸し切りなので、長い長い3両編成を連ねています。かっけぇぇぇぇぇ

というわけで、乗っていく!

楽しい旅をありがとう急行いすみ

14時00分 上総中野を発車し、次の養老渓谷を目指します。次の養老傾向までの区間には、千葉県の鉄道で最も標高の高いところを通るようです。

養老渓谷を出た後も、緑に囲まれた区間をゆっくりと通り抜けていきます。

列車は終点の五井まで、養老川に沿って走ります。

今乗ってるキハ200の運転台です。横型の速度計で超レトロです。

14時29分 最初の交換駅里美に到着しました。上総中野行きとすれ違います。

里美と高滝を過ぎたあたりまでは、養老川のダム湖の高滝湖を見ることができます。

14時46分 上総牛久に到着します。列車交換待ちのため2分間停車します。

なお、上総中野から里見まではスタフ閉塞、里見からここ上総牛久までは票券閉塞なのですが、上総牛久から五井までは、自動閉塞になりようです。
せっかくなら票券を取り扱うところを見てみたかったですね~

上総牛久駅の配線はこんな感じです。当駅で折り返す列車も多数設定されているようです。
また、上総牛久から五井までは、上総三又を除くすべての駅で列車交換が可能だそうです。

一緒に乗ってたわたがし社長は、スプリングポイントを見て興奮していました…

この駅は安全側線はありませんが、警戒を現示できるので同時入線はできる構造になっているようです。

上総牛久からは、平野部になり田園風景の中を走り抜けます。

次の駅、馬立に到着しました。小湊鉄道の駅舎はほとんどが昔の状態のが多く、車両も古いこともあって一部のインスタグラマーから人気です。

15時01分 上総山田で対向列車と行き違いました。

外房線と合流すると五井に到着します。到着前「アルプスの牧場」の車内チャイムが鳴りました。

五井駅到着前に、五井機関区に停まっているキハ40系を見ることができました。

五井駅到着

15時15分 五井に到着しました。房総半島横断完了です。ちょうど里山トロッコが発車待ちをしていました。

SL風のディーゼル機関車とトロッコ車両が可愛いですね…我々鉄道ファンからはあまり注目されていませんが、1軸台車を搭載していたり、遊園地の乗り物で鉄道に乗っているような感覚になれると思うのでいつか乗ってみたいですね。

その後、五井機関区に車庫見学にお邪魔いたしました。

かっこいいですね~

エンジンに関するお話やキハ40系の導入に関するお話を多数聞くことができました。

面白かったのが、いすみ鉄道のキハ28とキハ52に使われてるエンジンと、小湊鉄道キハ200に使われているエンジンは、同じDMH17でも横型のH型(いすみ鉄道)と縦型のC型(小湊鉄道)になっているようです。

キハ28+キハ52のアイドリング音はカランカランって音でしたが、キハ200はガラガラガラって音でしたね…

かっこいい~!!! 早く乗ってみたい~!!!

感想

いすみ鉄道のキハ28+キハ52の方ですが、一度乗ってみたかった車両に貸し切りで乗れていい体験になりました。
ただ、床がベコデコで5年後10年後が動いているかどうか、正直言うと分からないなと思いました。

小湊鉄道の方も、いい乗車体験になりました。
キハ40系導入で、今後5年、10年後良質な中古車を一斉導入でキハ200系がなくなっているかもしれないので、このような貸切で乗れたことが非常に良かったです。

貸切ツアーということで多くの鉄道ファンと一緒に、いすみ鉄道と小湊鉄道を楽しめることができ、
最後になかなか立ち入ることができない、五井駅の車庫見学もできて貴重な経験でした。

房総半島横断するの初めてですが、またしてみたくなりました。

今回のツアーを企画してくださった「急行『旅路』」さん、そして一緒に誘ってくれたわたがし社長、ありがとうございます。

その時のVlogはこちら↓

わたがし社長の動画はこちら↓

鉄道コム

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