2020年7月9日
浅草から特急リバティ会津号とリレー号を乗り継ぎ、塔のへつりを観光し
そのあと会津若松へ向かうため、また会津鉄道に乗りました。
東武線の特急と接続して、南会津、会津若松へのアクセスとしてよく紹介、使われる列車ですが、
どんな景色を走っているのか、どこの観光地へのアクセスに使えるか、
わからない方や気になってる方への参考になればと思います。
少しですが、沿線の観光地も紹介していますので、調べてみてください。
その時に乗車したAIZUマウントエクスプレスの様子を紹介したいと思います。
塔のへつり駅
塔のへつり駅は、小ぢんまりとした無人駅で、急カーブのところにあります。
観光名所 塔のへつり はこの駅から350m(徒歩5分)のところにあり、アクセスが非常にいいです。
観光名所の最寄り駅ということもあり、待合室が整備されています。
待合室には、塔のへつりの観光客向けにロッカーが整備されています。
駅の規模とは裏腹に、先程乗車した快速リレー号や観光列車のお座トロ展望列車「会津浪漫号」が停車します。
なので、塔のへつり観光を終えたらそのまま、東京に帰ることも出来ますし、観光列車の旅を楽しめます。
列車が駅に到着
11時06分発の、AIZUマウントエクスプレス会津若松行きがやってきました。
列車は2両編成で到着です。
東武線鬼怒川温泉を始発とする列車です。
始発の鬼怒川温泉で、浅草7時30分発の特急きぬ101号(スペーシア)と接続します。
観光客で、多少(10名程度)乗車しているかと思いきや、ほとんど乗っていませんでした。
今回は、前がAT-600形、後がAT-700形で走っていました。
今回は、後の赤い車両(AT-700)に乗車しました。
前の白い車両(AT-600)は、転換クロスシート(背もたれを入れ替えて座席)で、
後の赤い車両は、特急列車で使われる回転式リクライニングシートを備えています。
つまり、特急列車と変わらない座席に、追加料金無しで乗ることが出来ます。
写真を撮り忘れたので用意ができなかったのですが、背面テーブルと、
壁から取り出す、小さいテーブルの2つが用意されています。
今回乗った時は、前の車両に1~2名程度乗車していましたが、
後の車両には、終点の2駅手前(西若松)まで僕しか乗っていませんでした。
後の車両のほうがグレードが高いので、そっちに集中しているかと思いましたが…
会津若松へ向けて発車
定刻通り、列車は出発しました。
塔のへつり駅を出て、下り勾配を進むと、阿賀川を渡ります。
写真に見えている橋の向こうに、観光名所の塔のへつりがあります。
そして、列車は湯野上温泉駅へ到着します。
湯野上温泉駅は、湯野上温泉と旧会津西街道の宿場町大内宿のアクセスの駅です。
大内宿へは、駅からバスまたはタクシーで10分から20分です。
https://www.gurutto-aizu.com/detail/company_622.html
列車は湯野上温泉を発車すると、大川ダム建設によって線路が切り替えられた区間を走ります。
途中長いトンネルをエンジンを唸らせながら、85kmまで加速して突っ切っていきます。
先程乗った快速リレー号を含めて、基本的にはゆったりのどかに走っていきますが、
線路を切り替えた区間は、ものすごい勢いで走っていきます。
列車は芦ノ牧温泉南駅に到着です。
他の駅とは異なりコンクリートに囲まれた駅で、線路を切り替えた区間にあることを実感させてくれます。
芦ノ牧温泉南駅の次の大川ダム公園駅を過ぎ、列車は開業当時の区間へと戻って
芦ノ牧温泉駅に到着します。
芦ノ牧温泉駅には、昔 お座トロ展望列車 の トロッコ車両として使われていた車両が保存されています。
また芦ノ牧温泉駅は、らぶ駅長という猫の駅長さんがいます。
芦ノ牧温泉駅|猫が働く駅
会ってみたい….
そして、芦ノ牧温泉駅過ぎてからは、段々と会津盆地の景色が広がり、
只見線との合流の駅である西若松に到着です。
いよいよラストスパート
列車は、西若松を出て、レトロな町並みが広がる七日町の駅に止まり、
いよいよ終点の会津若松駅に到着します。
40分の旅、いろいろと景色が入れ替わりあっという間でした。
会津若松から、只見線に乗車するのですが、乗り換え時間を使って喜多方ラーメンを食べてきました。
まとめ:ローカル列車ながら快適だった
AIZUマウントエクスプレスは、見た目はよくあるローカル線の車両ですが、
車内は、接続相手の東武特急と遜色ない設備をなるべく提供しようと、
特急列車と同じ座席を使用したり、車内の照明を落ち着く電球色にしていて、
非常に快適でした。
AT-600形ですが、AT-700形と比較するとサービスの質は落ちますが、
それでも十分快適そうな車内でした。
今回は一部の区間しか乗っていませんが、東武鉄道の鬼怒川温泉と、なんと東武日光から会津若松まで直通運転をしており、さらに繁忙期には蔵のとラーメンのまち喜多方までを結びます。
見た目はローカル列車ながら、東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道、JR東日本の4社を直通するおもしろ列車なのです。
一回でいいから全線いっきに乗り通してみたいですね。
前日は、日光や鬼怒川温泉に宿泊した場合、AIZUマウントエクスプレス一本だけで、塔のへつりや大内宿などの、南会津の観光地へアクセスが出来るため観光で使うのに非常に便利な列車です。
今回、使っててこれがあったら嬉しいと思ったのは、沿線の観光地のパンフレットです。
様々な観光地へアクセスできるため、デッキの仕切りに相当する部分に何枚か置いていれば観光案内になり、いいなと思いました。
東武特急との連絡で、南会津の観光地へのアクセスに便利な列車、路線です。
みなさん、ぜひ機会があれば南会津、会津若松へのアクセスに利用してみてはいかがでしょうか。
今回の旅程はこちら↓