乗車日 2021年10月31日
長野から須坂、小布施を通って湯田中を結ぶ長野電鉄。
昨年には、日比谷線03系を導入して、今話題の鉄道です。
今回はその03系導入で、置き換えられる車両3500系の乗車記です。車内の様子をご紹介します。
善光寺下から乗車
長野駅から3駅 善光寺下駅です。
駅構内は、薄暗い印象。地下化当時のままの姿で、昭和にタイムスリップしたかのよう…
反対方向、信州中野行きがやってきました。車両は、東急電鉄で再び置き換えが始まっている8500系です。
駅の雰囲気も昭和レトロと相まって、とても似合っています。
13時06分 長野行きに乗車
13時06分 今回お目当ての3500系が入線。
1日1本の、湯田中から長野までの全線通しの列車。湯田中駅の発車は12時00分です。
ということで、終点・長野までの地下区間で、昭和の地下鉄の雰囲気を味わっていきます。
長野駅到着 3500系の見学
13時12分 長野駅に到着 折り返しは13時30分発 須坂行き
車体はセミステンレス製。今のステンレスの電車はフラットですが、この車両はコルゲートと呼ばれる波板が付いています。
営団電鉄時代は無塗装だったので、その見た目から「マッコウクジラ」と呼ばれていました。
座席の様子。茶色無地のモケットです。
編成によっては、青色無地のモケットが使われていたそうです。
つり革は、三角形のものが採用。
営団電鉄登場当時は、リコ式だったそうですが、後に交換されたようです。
長野の東急百貨店のロゴがそのまま印字されています。
扉は、ステンレス製で化粧板がないもの…ドア窓は小さく景色が見づらくなっています。
車両によっては、化粧板がつけられていたようで、まちまちです。
車端部は優先席ですが、登場当時のシルバーシートのロゴが残っています。
昔の車両あるあるで、扇風機が付いていますが、回転式ではなく、天井に埋め込まれているものになります。
13時30分 長野駅発車
13時30分 長野駅を発車しました。
市役所前、権堂、市役所前の地下区間を進んでいきます。
市役所前を出ると、地上区間に上がっていきます。
市役所前の次の、本郷に停車。大手私鉄の駅のような立派な橋上駅舎となっています。
続いて桐原に到着。長野の中心部の近くにありながら小さな木造駅舎です。
信濃吉田に到着。こちらは典型的な橋上駅舎です。
信濃吉田を出ると、北陸新幹線としなの鉄道北しなの線(飯山線)と立体交差。
その後、朝陽に到着、ここから単線になります。反対方向、長野行きの到着を待ちました。
向こうの長野行きは新型車両3000系(元日比谷線03系)、30年前の日比谷線の世代交代を長野の地で体験出来ました。
ここから単線になり、少しずつ田園風景になってきました。
写真に見えてるカーブは、長電の撮影地として有名です。
続いて附属中学前に停車。
次の柳原を発車すると、大きく右へカーブ。国道406号と並走します。
鉄道道路併用橋として有名な村山橋を渡ります。
この村山橋で千曲川を越えます。この村山橋は2009年11月に現在の新しい橋に架け替えられました。
村山橋を渡り終えて、村山に停車。長野自動車道と交差します。
続いて日野に停車。日野の次は終点・須坂です。
しばらく進み、左カーブを進み、車両基地が見えてくると、終点の須坂です。
反対側には、廃車となった3500系が停まっていました。
13時56分 終点・須坂に到着 入換作業
13時56分(長野から26分) 終点の須坂に到着です。
到着後は、駅併設の車両基地に入換が行われます。
14時01分~03分頃、信州中野寄りの本線上で入換が行われ、車両基地へ入庫して行きました。
感想
長野電鉄の地下区間の昭和レトロ感も相まって、本当に昭和にタイムスリップした感覚になりました。
車内は、私と同じく3500系がお目当ての鉄道ファンが10名程度乗車していて、引退が刻々と迫っていることも実感しています。
長野電鉄3500系はあと2本のみの在籍です。気になっている方は、今ならまだ間に合うので乗り納め、撮り納めに行きましょう。
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