2020年9月16日
前日、青森駅で観光しリゾートしらかみに乗って秋田で宿泊をしました。
そのあと新潟方面に抜けるために、羽越本線の特急いなほ号に乗車しましたのでその時の様子を紹介します。
今回は、観光のため途中の酒田で降りました。
その日の旅程はこちら↓
秋田で泊まったホテルの様子はこっち↓
特急いなほ号入線
10時10分頃、秋田の車両センターから回送されて入線しました。
特急いなほ8号の出発ホームは、5番線です。
かつて常磐線の特急フレッシュひたち(現在のときわ)で使われていた、E653系電車です。
車内設備
いなほ号の車内設備について軽く紹介します。7両編成で、1号車が秋田側、7号車が新潟側です。
7号車から5号車の3両が自由席車、4号車から2号車の3両が指定席車、1号車がグリーン車となっています。
デッキ
ドア横には、いなほ号沿線の写真が飾られています。
お手洗いは、1号車、4号車、6号車(車いす対応トイレは4号車)に設置されています。
大型の荷物棚があります。
普通車の座席
シートピッチは910mmです。前日にリゾートしらかみ号に乗ったので狭く感じました。
E257系と同世代のため、背もたれと座面をそれぞれ独立して動かせるようになっています。
新潟地区でのらくらくトレインでの運用を考慮し、チケットホルダーが普通車にあります。
乗車券を忘れないように、検札が終わったら速やかにチケットホルダーから降ろしてしまうことをおすすめします。
10時31分秋田発車
10時31分、定刻通り秋田駅を発車しました。
東京からやってきた新幹線こまちの回送と並走しながらの発車です。
秋田新幹線・奥羽本線と別れ雄物川を渡ります。
日本海だあぁぁぁぁぁぁぁ
海岸沿い、山肌問わずいたるところで、風力発電機が見られます。
酒田に着くまで数え切れないくらいたくさんありました。
列車は、最初の停車駅羽後本荘に到着しました。
由利高原鉄道に乗り換えることができます。機会があれば乗ってみたいですね…
かつて海だった場所 象潟
列車は、江戸時代まで海だった場所、象潟に到着します。
1804年の象潟地震で隆起した土地です。隆起前は、松島のような光景が広がっていました。
今では、その名残で地上に上がった島が見られます。非常に面白いです。
列車は日本海沿いの美しい景色と、出羽富士:鳥海山の雄大な景色の両方を見ながら、庄内の玄関「酒田」へ向かいます。
しばらくこういう景色が続くため、休む暇もありません。
庄内の玄関 酒田へ到着
海から少し離れ、田んぼが広がるところを走ると、まもなく酒田に到着します。
最上川の河口、そして港町があり庄内の玄関として機能している酒田にやってきました。
観光して分かったのですが、看板の通り粋な文化に出会う街です。
まとめ:景色は一流
特急いなほ号で一番の景色の売りは、新潟県北部の笹川流れですが、酒田より北の区間でも十分景色がいいです。
日本海も望めますし、庄内平野と「出羽富士」鳥海山を楽しめますし、珍地形の象潟も十分楽しめます。
私のように景色を楽しみたい乗り鉄、旅鉄にはおすすめできます。
また、日本海沿いのため線形も悪いと思われがちですが、一部区間を除いてちゃんと特急らしい速い走りをしてくれます。
酒田から秋田の区間は、3往復しか無く混雑するイメージを持たれている方も多いかと思いますが、そこのところは安心してください。
よっぽどの繁忙期でなければ、直前に飛び乗ったとしても十分座れます。
今回も自由席の乗車率は、目で見た感じ20%から30%くらいでした…