みなさん、こんにちは!神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。
郊外のターミナル駅の一つ隣の駅と言えば、どのような駅を思い浮かべますか?
利用者は少なく地味な存在ながらも、自動改札機が備わっていたり、駅の周りには住宅街があって、ラッシュ時には意外と大勢の方が降りる駅を想像するかと思います。
そんな駅がほとんどの中、とある郊外のターミナル駅の、お隣の駅が完全に別世界の、とんでもない田舎駅でした。
そういった駅に、実際に訪れてみたので、その様子を紹介いたします。
郊外のターミナル駅 海老名駅
ここは、神奈川県の郊外にある海老名駅です。
直通運転で話題の相鉄線、ロマンスカーで有名な小田急小田原線、新型車両投入で注目されているJR相模線の3路線5方向が乗り入れる駅となっています。
2002年には商業施設「ビナウォーク」が、2015年には「ららぽーと海老名」が開業。
どちらも駅と直結しており、多くの人で賑わいます。
2016年には、一部のロマンスカーが停車。横浜と東京の両都市のベットタウンという位置づけで、駅周辺ではタワーマンションができるなど、大きな発展を遂げている街です。
2021年4月には、ロマンスカーミュージアムができるなど、鉄道ファンからも注目を集める駅となります。
一つお隣の駅へ向かう
ということで、一つお隣の駅へ向かいます。今回紹介するのは相模線の隣の駅です。
相鉄線・小田急線の海老名駅と、JR相模線の海老名駅は200mほど離れています。
ららぽーと海老名への利便性向上のため、東京駅や空港みたいに動く歩道が設置されています。
歩道の上には、モニターが設置されており、都会的な印象です。
JR相模線の海老名駅に到着。
ということで、相模線の橋本行きに乗車します。
ということで、海老名駅を発車。住宅街の中を進んでいきます。
1分くらい進むと、いきなり田園風景になりました。さっきまでの都会的な様子はどこ行ったって感じです。
もうまもなくすると、次の駅の到着放送が流れます。
駅に到着後、ドア横のボタンを押してドアを開けます。
田舎すぎる隣の駅に到着
海老名駅から4分、一つお隣の入谷駅に到着しました。
海老名方を向いてみると、屋根もなく狭いホームで、海老名とは別世界です。
駅には自動券売機が無く、乗車駅証明書発行機があります。これがあると「田舎」の雰囲気だなと感じさせられます。
駅には、乗車駅証明書の案内看板が提示されていました。
出入り口付近には、無人駅お馴染みのICカードの簡易改札機があります。
駅の全景です。駅舎や待合室もなく、ホームがポツンと建っているだけです。
駅には多くの自転車が停められており、地元の利用者が一定数いることが分かります。
この入谷駅は、2016年2月の宮山駅と倉見駅の無人化までは、相模線で唯一の無人駅となっていました。
この佇まいだと、キハ110とかのディーゼルカーが入ってきても違和感が無いかも知れないですね~…
駅の東側には、「複線化 みんなのみらいへ 夢のせて ~相模線複線化の早期実現を~」と掲げられた幕があります。
入谷駅の目の前にある跨線橋にやってきました。駅から数十分行ったところには、民家が広がっていますが、駅周辺は建物がないことが分かります。
跨線橋から東側を向くと、マンションが数棟あることが確認できます。
というのも、林を越えた先には小田急小田原線の座間駅があり、県道が多数整備されていることから、発展している住宅地域であることが伺えます。
また、駅から歩いて10分弱のところには、県立座間高校があり、朝夕に賑わう最寄り駅として機能しています。
また、西側には神奈川県道46号線、相模原茅ケ崎線が走っており、その周りにも住宅が建てられています。
徒歩3分の県道46号の陸橋のところから駅を撮影。こうやってみると、駅周辺にまるで結界が張られたかのように、建物が建ってないことがわかります。
こんな田舎駅ですが、駅から歩いて10分弱のところに、マクドナルドや京都北白川ラーメン魅力屋などの飲食店があります。
駅に戻る途中には、蛇出没と書かれた、物騒な看板を見かけました。
橋本行きの電車を撮影、意外といい撮影地となっています。次のダイヤ改正を持って引退する205系をここで撮影するのもありですね…
単線を水色の4両の電車が行き交う相模線らしい景色とうまく絡めながら撮れます。
海老名駅へ戻る
駅には30分弱の滞在で、茅ヶ崎行きで折り返し海老名に戻ります。
相模線の海老名駅は、1面2線の短いホームで、相鉄・小田急と比べるとこぢんまりとしていますが、
駅にはエレベーターと自動改札機、発車案内表が設置されてて、戻ってみると改めて都会的な印象を持ちます。
乗り越し精算機の横には、乗車駅証明書で乗車している方への案内がありました。
入谷駅の乗車駅証明書のイラストが描かれています。
おわりに
海老名駅の西口(JR相模線側)も、ららぽーと開業までは、入谷駅と似た雰囲気の田園風景が広がっていましたが、再開発で大きく印象が変わりました。
閑散としていた北側が、賑わっているのを見た後に、入谷駅を訪れると、本当に別世界に来たかのように感じます。
なんとなく無人駅に行ってみたいという方には、非常に気楽に行けるので、気になった方は海老名駅と一緒に訪れてみてください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。