11月12日
地鉄路面電車の旅です。今回は、以前から気になってた富山港線(旧富山ライトレール)に乗車しましたので、その様子を紹介します。
今年2020年3月21日、地鉄の市内電車と、富山から岩瀬浜を結ぶ2つの路面電車が接続し、一つになりました。
また、富山港線は富山地方鉄道→国鉄→JR西日本→富山ライトレール→富山地方鉄道と
元の運営会社に戻る不思議な経歴の路線です。
今回は、市内電車の区間から乗車しましたので後面展望で景色の変化も紹介いたします。
よろしくおねがいします。
岩瀬浜行きに乗車
富山トヨペット本社前から乗車します。
車両は元富山ライトレールの車両のポートラムに乗車しました。
富山トヨペット本社前を出ると、すぐに常願寺川を超える富山大橋を渡ります。
安野屋、諏訪川原と停まって、富山城の近くの丸の内に停まります。
丸の内からは、富山駅を目指して北上していきます。
おっと反対方向なのに、乗ってる電車と同じ岩瀬浜行きの電車が…
この電車は富山駅を起点に丸の内から、グランドプラザ前を通り富山駅まで戻ってくる環状線の電車です。富山駅まで戻ってきた後、そのまま富山港線に乗って岩瀬浜まで行きます。
要するに、岩瀬浜~富山駅~グランドプラザ前~富山駅~岩瀬浜という運転を行っているのです。
なお、環状線から富山港線に直通する電車は、6号系統と付いています。
電停の行き先表示には、グランドプラザ前方面行きと案内されているので、乗り間違えることはほぼありえません。
電車は、新しく整備された富山駅前に到着します。
富山駅到着 富山港線へ
ホームが縦列に配置された構造をした電停となっています。
また新幹線や在来線からスムーズに乗り換えられる大変便利な構造の電停です。
着いたと思ったら、すぐに後続の電車がやってきました。
富山駅を出ると富山港線に入ります。富山駅から奥田中学校前の2区間は2006年のライトレール転換時に開業した新しい区間です。
また富山港線は、ほとんどの区間が単線です。
少しすると、右へカーブしてインテック本社前に停まります。
川を渡ると、少しの間だけ複線になります。
そして大きく左へカーブして奥田中学校前に到着です。
奥田中学校前から鉄道線区間へ
奥田中学校前から、元々の富山港線の区間になります。
これまでの区間は、道路信号に従ってきましたが、ここからは通常の鉄道と同じ信号システムに従って走ります。
これまでは、20km~30km程度しか出しませんでしたが、鉄道線区間に入るとかなり速度を出し、区間によっては60kmも出すようになります。
普通の電車が走る線路を路面電車が走るギャップが面白いですね…
城川原の駅に到着です。城川原には富山ライトレール時代の車庫があります。
なお、このとき閉塞が開通しないトラブルで10分程度遅れていました。
ライトレール転換前の名残が見られる東岩瀬駅に到着します。
ここが、元々普通の電車が走っていた路線であることを実感させてくれます。
東岩瀬の次は、競輪場前です。競輪場前で多くの乗客が降りていきました。
そして、降りたほとんどの乗客が、踏切でもない線路を渡って競輪場へ向かいました。
よい子は真似しちゃだめですよ…
競輪場前を出ると、岩瀬運河を渡ります。
終点岩瀬浜到着
終点の岩瀬浜に到着です。降りると急いで折返し準備をして電車は発車していきました。
駅は大体こんな感じです。
終点の岩瀬浜で、2本に1本、フィーダーバスの水橋漁港前行きと接続します。
最後に、駅から歩いて約5分のところにある岩瀬浜海岸で立山連峰を一望してきました。
感想
路面電車ながら、景色の変化が激しく乗ってて面白い路線でした。
市内をゆっくり走ってるかと思いきや、郊外でものすごい勢いで走り抜けるこの感じが今まで乗ったことのある路面電車と違って新鮮でした。
富山港線内は駅が比較的こまめに設けられており、地元の方に馴染んでいるのが十分わかります。
関東の鉄道ファンとしては、乗ってて羨ましいです。
今回は、最後までご覧いただきありがとうございました。
地鉄線の記事はこちら↓