【+200円で乗れる】255系総武本線 特急しおさい1号乗車記≪東京→銚子≫

2021年5月8日

この日は、ぬれ煎餅やまずい棒などを販売するエンタメ鉄道の銚子電鉄を訪れました。
そのさいに、東京駅から銚子駅までを走る総武本線の特急しおさい号に乗車しましたのでその様子を紹介します。

今回利用した乗車券

今回は、JR東日本の予約サービス、えきねっとを利用して特急券を予約しました。
このえきねっとでは、乗車当日の午前1時40分までに予約すると、乗車券と特急券の両方に割引を受けられるえきねっとトクだ値があり、今回はそれを利用しました。

総武本線特急しおさい号の場合、東京から終点、銚子まで行くと40%の割引が受けられます。
東京から銚子までは、2,510円です。ちなみに、東京から銚子までの運賃は2,310円なので、+200円で特急に乗ることができます。

えきねっとトクだ値は、列車や区間に制限があり、列車によって割引率が変わってくるので注意してください。

えきねっとトクだ値

新宿駅からきっぷを利用

このえきねっとトクだ値は、運賃扱いは東京(山手線内)となっています。なので新宿や上野、品川などからこのきっぷを利用することができます。
つまり、しおさい号が発着する東京までは、23区内であれば実質タダで利用ができます。

同じ千葉方面の、外房線特急わかしお号と、内房線特急さざなみ号は、土休日になると新宿発着の臨時列車がありますが、この特急しおさい号はそのような列車の設定がありません。

東京駅から乗車

東京駅に到着しました。特急しおさい号は、成田エクスプレスが発着する総武地下ホームからの発着です。
同じ千葉方面の特急わかしお号や特急さざなみ号は、京葉線地下ホームからの発着になるので、十分気を付けてください。
同じ地下ホームですが、東京駅の端から端まで歩くことになります。

7時17分、特急しおさい2号の折り返し列車として東京駅へ入線してきました。車両は、255系9両編成です。4号車にグリーン車が付いています。

特急しおさい号は、朝の東京行きとして走る佐倉始発の4号(土日運休)を除き255系での運転です。

銚子までは、佐倉から先、成田・佐原回りの成田線ルートと、八街、成東回りの総武本線ルートの2つがあります。
なお、成田線回りの特急あやめ号は2015年に廃止されました。

東京駅のホーム真ん中寄りには、自由席特急券うりばがあります。

7時30分頃、車内清掃が終わりドアが開きます。

車内設備

デッキ

車内に入ると、車両の地図があります。先頭(銚子方)が9号車、最後尾(東京方)が1号車です。
この特急しおさいの自由席は、1号車と6号車から9号車で、自由席が5両とかなり多めに設けられています。

お手洗いは、2号車、4号車、5号車、7号車に設置されているようです。

デッキです。ドアは、車体色と同じ青色で塗装されています。

大型の荷物置き場が設置されており、サーフボードを置けそうです。

2号車のデッキです。男女共用トイレと男性用小便器と、洗面台が備えられています。

男女共用トイレは、洋式となっています。

客室

255系普通車の座席です。肘掛けは片側のみで、ロマンスカーの座席に近いです。

足元はこんな感じです。フットレスト代わりの鉄棒が置かれています。

床は、海水浴客の利用を想定して、エンボスの床となっています。
この255系は5編成居るのですが、初期に製造された2編成がこの床となっています。海外の列車みたいな雰囲気です。

テーブルは、肘掛けテーブルのみとなっており、駅弁とジュースを一緒に置くのは厳しいです。

7時37分 東京発車

7時37分、東京駅をゆっくりと発車していきました。錦糸町駅の手前、総武緩行線両国駅付近まで、総武トンネルを走っていきます。
東京駅出発時点での乗車率は、20%ぐらいでした。乗客は、出張客と観光客が半々くらいです。

発車して6分くらいすると、高架線へ出ます。そこからは、634mの東京スカイツリーを見ることができます。

7時45分 最初の停車駅、錦糸町に停車します。ここから20名弱の乗車がありました。

何も留置されてない留置線の光景を見ることができました。

列車は快調に総武快速線を飛ばしていき、荒川を渡ります。

列車は、市川駅を120km近い高速で通過中です。市川では、快速電車の追い抜きがありませんでした。

7時57分 船橋駅に停車します。特急しおさい号は、原則船橋駅に停車しないのですが、土休日に限り、特急しおさい1号が停車します。

列車は津田沼駅を通過中です。津田沼では、快速千葉行きを追い抜きます。
その後も、総武快速線を110km~120kmの高速で走ります。

千葉駅到着

8時09分 千葉駅の8番線に到着します。

2分ほど停まり、8時11分に千葉駅を発車しました。

東千葉、都賀、四街道を通過していき、物井の手前から住宅街の景色から変わって田んぼが広がってきます。

物井付近から、先行列車に追いつき、速度が65kmぐらいになりました。

佐倉到着

8時24分 佐倉に到着しました。ここでは、成東行きを追い抜きます。

佐倉駅を出て、成田線と少し並走したのち、お互いが大きく急カーブで大きく離れていきます。

佐倉から先、成東までは、森に囲まれた区間を走行します。
また、線路の状態も変わり、ジョイント音が響き少し揺れだします。

8時34分 落花生の街 八街に到着です。出張客と思われる方が5名程度降りられました。

八街では、しおさい6号と行き違い待ちのため、4分停車します。

成東到着

8時49分 成東駅に到着です。到着ホームは駅舎側1番線です。

8時58分 横芝に到着です。終点銚子まで、田んぼなどが広がる景色の中を通ります。

9時13分 旭に到着です。

9時17分 飯岡に到着しました。4分ほど停車し、対向の普通列車と行き違います。

飯岡駅を出ると、徐々に高度が上がっていき、数少ないトンネルを通過します。

松岸の手前の辺りから、風力発電所が見えてきます。段々と海が近づいてきているのが実感できます。

山を段々と下ってくると、成田線が合流してきます。

そして最後の通過駅、松岸駅を45kmくらいでゆっくりと通過します。

銚子駅に近づくと、進行方向右手に、ヒゲタ醬油の銚子工場が見えてきます。

留置線からの線路が合流してくると、35kmくらいの速度でゆっくりとホームへ入線します。

終点 銚子到着

9時34分 東京駅を出発して1時間57分に、終点銚子に到着しました。
到着ホームは、駅舎がある1番線に入線します。

駅舎は、8・9号車付近にあるので、指定席からはやや遠いです。

銚子電鉄へは、跨線橋を渡り2・3番線の端の方にあるホームから発車します。
乗客の半分くらいが、このまま銚子電鉄へ乗り換えました。

特急しおさい1号に乗ると、9時47分発の外川行きに乗り換えができます。

特急しおさい1号の時刻

停車駅到着時刻発車時刻備考
東京(7:17)7:37総武地下ホーム2番線発
錦糸町7:457:46
船橋7:577:58※土休日のみ停車
千葉8:098:118番線発
佐倉8:248:24
八街8:348:38
成東8:498:501番線着
横芝8:588:59
八日市場9:059:06
9:139:14
飯岡9:179:21
銚子9:341番線着 9時47分発外川行き乗換

感想

土休日ということもあり、もちろん沿線へのビジネス客もいますが、銚子まで乗りとおす観光客が多数乗っている印象でした。

コロナ禍ということや、高速道路網が徐々に拡大していってることもあり、マイカーや高速バスにシェアを奪われていってる印象が否めず、ガラガラと言う訳ではありませんが、終点の銚子までほとんどの席が、前後の席が空席という状態でした。

冒頭でも記述した通り、えきねっとトクだ値を利用すれば+200円で特急に乗車できるので、銚子へ行かれる際は、ぜひ特急しおさい号に乗ってみてください。

鉄道ファン的には、シェアがだんだんと奪われて行ってるのに、グリーン車付きの9両編成ってのが、ロマンがあって面白いです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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