乗車日 2021年5月8日
JR総武本線の終着駅、銚子駅から犬吠埼へのアクセス駅犬吠駅を通り、外川まで至る全長6.4kmの路線、銚子電鉄の乗車記です。
銚子電鉄と言えば、電車の修理代を稼がなくちゃいけないんです」でぬれ煎餅が有名になり、最近では、まずい棒を販売したり、C級映画の電車を止めるを公開するなど、日本一のエンタメ鉄道として話題になっています。
そんな銚子電鉄が気になった方々に、銚子電鉄から見える車窓などを紹介いたします。銚子電鉄を訪れてみたい方々が、楽しむための予習みたいになれば幸いです。
始発の銚子駅
銚子電鉄の始発駅 銚子駅です。銚子電鉄のホームは、JR線2・3番線の奥の方にポツンとあります。
入り口には小屋風の待合室があり、かつては風車が付いてて回っていたそうです。
JR線からの乗り継ぎ客のために、手前には簡易改札機が設置されています。
特急しおさい号は、1番線に着発するため跨線橋を渡って乗り換えになります。
今回乗車したのは、3000形車両です。京王帝都5000系として走ったのちに、愛媛・松山の伊予鉄道700系として活躍し、2016年3月26日から銚子電鉄で営業を開始しました。
架線に注目してほしいのですが、接続するJR総武本線は、シンプルカテナリー方式で電圧が1500Vなのですが、銚子電鉄は路面電車と同じ方式で、直吊架線で電圧が600Vとなっています。
また、変電所は中間地点に当たる笠上黒生駅付近に1つのみと、変電所容量がかなり小さく、夏には加速時に冷房は使えないそうです。
乗車
早速乗っていきましょう。乗車すると車掌さんが乗車券を販売していました。
今回は、1日乗車券(¥700)で乗車しました。銚子から外川までは片道¥350なので、往復するだけで元が取れます。
銚子電鉄の駅表になります。わずか6.4kmの路線の中、10駅あります。
9時47分、銚子駅をゆっくりと発車していきました。駅を出るとすぐに、ヤマサ醬油の工場を見ることができます。
次の仲ノ町駅に到着しました。
仲ノ町駅には、銚子電鉄の車庫があり、入場券(¥150)を購入すると見学ができます。
仲ノ町の次の観音駅に到着しました。近くには、飯沼観音があります。
かつて、たい焼き屋があったのですが、犬吠駅に移転しました。
観音駅を出ると、25%程度の急こう配を、苦しそうに登っていきます。
坂を上りきると、本銚子駅に到着します。
2017年の24時間テレビの企画で、タレントのヒロミさんによってリニューアルがされたことで有名です。
ここ本銚子駅では、緑のトンネルの中を走る電車を撮ることができ、撮影スポットとしても有名です。
本銚子駅を出て、再び上り勾配を走ると、景色が開けてきます。開けてくると、笠上黒生駅に停車します。
ここでは3分停車し、反対方向の銚子行きとすれ違います。
岩下の新生姜とのコラボ電車とすれ違うと、車両より案内がありました。ここから先、ワンマン運転になりました。
全区間でツーマン運転する場合もあれば、銚子~仲ノ町でのみツーマン運転する場合もあるようです。
ここで、タブレット交換が行われます。
笠上黒生を出ると、畑に囲まれた区間を走行して1分強で西海鹿島駅に到着です。
かなりこぢんまりとした駅ですが、自販機が設置されています。
西海鹿島駅を出て、400m海鹿島に到着します。
海鹿島駅を出て、右へ曲がって勾配を下ると、キャベツ畑が広がる区間を通ります。
ここも銚子電鉄の中では、かなり有名な撮影スポットとなっています。
キャベツ畑を通り過ぎてすぐに、君ヶ浜駅に到着です。
君ヶ浜までは歩いて5分くらいですが、観光する場合は犬吠で降りて、犬吠埼と一緒に観光した方がいいでしょう。
犬吠駅に到着しました。犬吠駅で、大半の客が降りられました。
犬吠駅には観音駅から移転してきた、たい焼き屋と、ぬれ煎餅やまずい棒などの銚電グッズを販売する売店があります。
犬吠埼と地球の丸く見える丘展望館へは、ここからアクセスができます。
終点 外川到着
10時09分 銚子駅を出て22分 終点の外川駅に到着しました。わずか6.4kmの旅を終わります。
この外川駅は、映画出てくるような古いままの駅となっています。
また、日中の時間帯は、銚電グッズを販売する売店が営業しています。
また、2009年まで走っていたデハ801形が保存されており、車内の見学ができます。
感想
銚子電鉄は、わずか6.4kmの路線ながら工場に囲まれたり、森の中を走ったり景色の変化に富んだ乗りごたえのある路線でした。
また、思ってたより勾配が多くキツイことも実感しました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。