乗車日 2021年9月25日
みなさん、こんにちは!keitirpです。今回は、10月01日に定期運用から離脱するE4系Maxのグリーン車に乗車してきました。
引退までちょうど1週間を切った時の乗車なので、その車内の雰囲気、様子をお届けいたします。
ちょっとした感想を先に言ってしまうと、車内も割と落ち着いてていい乗車体験になりました。
始発の越後湯沢駅
ここは、始発の越後湯沢駅です。
9時10分 新潟からのMaxとき348号に乗ってやってきました。こちらの車内は、鉄道ファンはもちろん、観光客・ビジネス客や通勤客で賑わっており、自由席も7~8割の席が埋まっていました。
今回乗車するのは、昨年7月にも乗車したMaxたにがわ416号 東京行き(21時41分発)です。
平日だと普通車は全車自由席ですが、乗車日は土曜日。なので7・8号車は指定席となっていました。
駅の外に出て、コンビニでお菓子を調達してゆく…
写真だと伝わりづらいですけど、Maxってめっちゃでっかいですね~
Thank you Max!
E4系の行き先表示機 列車の号数が表示されないのが時代を感じさせます…
発車の15分前 ドアが開き乗車 車内の様子
21時26分 発車の15分前にドアが開きました。今回は7号車に乗車します。
e4系グリーン車の座席はこんな感じです。
グリーン車の割にはやや派手な印象ですが、包み込まれるような大きい座席です。
座席を倒すと、かなり深く倒れます。背面と座面の関節部分も動き、体にフィットするように倒れるので、疲れることはないです。
フットレストと合わせると、フルフラットではありませんが、それに近い感じで横になることができます。
e4系のフットレストはレバーを操作して動かします。
サフィール踊り子などの新型車両のフットレストは、肘掛けのリモコンで操作するので、ちょっと不便で時代を感じさせます。
窓の近くには読書灯が設置されています。なお角度は変えられるですが、ガタが来ているのがスムーズに回せませんでした。
車内のご案内表です。2両おきにトイレがあるようです。
照明はこんな感じです。間接照明で落ち着きを演出しつつ、2階建て車両特有の圧迫感が少ないようになっています。
E4系のデッキです。
別の列車、号車のデッキになりますが、階段があるほかには荷物用の小型エレベーターがあります。
6月30日にサービスを終了した、公衆電話がそのまま残っています。
2・3号車、6・7号車は電動車です。なので、平屋部分には機器室があり、このような通路があります。
デカい機械の中にいるんだな~ってのを実感させられる場所で、とても好きです。
21時41分 越後湯沢駅発車
21時41分 始発の越後湯沢を定刻通り発車しました。車内は、3割程度の乗車で、先ほど乗ったMaxとき号と比べるとかなり落ち着いている印象です。
発車直前に自由席号車の様子を軽く見ましたが、ほとんど乗客が居ませんでした。
越後湯沢発車直後に、谷川岳を貫く大清水トンネルに入ります。次の上毛高原の直前まで、ひらすたトンネルの中を通っていきます。
※一部わずかに地上区間が存在するが完全にシェルターに覆われている。
21時54分 越後湯沢から13分で、群馬県の上毛高原に到着です。
上毛高原駅発車後に、中山トンネルに入ります。
中山トンネルでは、急カーブのため160kmまで減速、カーブを通過して加速するとトンネルを抜けて関東平野の景色が徐々に見えてきます。
22時10分 高崎駅到着
22時10分 高崎駅に到着です。ここで、北陸・長野方面からの北陸新幹線と合流。
長岡から続いた山岳トンネルが連続する区間は終わり、ひたすら関東平野を南下してゆくのみ…
高崎駅発車後に、E4系新幹線の説明が車掌より行われました。
8両編成を2本連結した16両編成の着席定員は、世界最大で1634名で、E2系新幹線の20両分にも相当するようです。
写真だと伝わりづらいですが、柵などにほとんど邪魔されることなく、景色を見ることができるのもあと少し!
22時19分 本庄早稲田 22時29分 熊谷 と上越新幹線の各駅に順調に停車。
E4系新幹線は、大量輸送に特化した新幹線で240kmまでしか出せません。
そして、MT比が1:1(4M4T)でこの巨大な車体と重量!
なので定格出力420kwのきわめて強力なモーターを積み、ギア比も1:3.615とほかの新幹線より高めのギア比になっています。
6ギアの自転車に例えると、E5系新幹線はギアを6にしてなるべく少ない力で速く走り、E4系新幹線はギアを1にして多くの力で走るイメージです。
なので、他の新幹線よりも駆動音がうるさかったです。
22時42分 越後湯沢から1時間と1分で大宮に到着です。ちょうど在来線の回送電車と並走しました。
このE4系の旅は、25分で終わります。いよいよラストスパート!!
その後、埼京線と並走して荒川を渡り、東京都へ入ります。
赤羽駅の明かりを見ながら進みます。
23時02分 地下トンネルにある上野駅に到着です。ここで3名ほど降りられました。
秋葉原駅付近で、地上へ出ます。夜遅いので閑散としていました。
この光景を見ると、すぐに東京駅に入ります。
23時08分 東京駅到着
23時08分 越後湯沢から1時間27分 終点 東京駅21番線に到着です。
到着後 回送電車として折り返していきます。
人が少ないのでいろいろと撮っていました。
回送の表示しか並ばない、この哀愁漂う雰囲気がとってもいいです。
しゃがんで撮るとE4系新幹線の巨大さを実感できます。
ほかの新幹線と異なり、巨大な壁が現れたような感じで威圧感がします。
23時16分頃 回送電車として大宮方面へ出発していきました。
Maxたにがわ416号の運転時刻
停車駅 | 着発時刻 | 備考 or 乗換 |
越後湯沢 | 21:41発 | 14番線発 上越線越後中里行き(1748M) 21:14着 |
上毛高原 | 21:54着 21:55発 | |
高崎 | 22:10着 22:11発 | 22:21発 あさま631号長野行き |
本庄早稲田 | 22:19着 22:20発 | |
熊谷 | 22:29着 22:29発 | |
大宮 | 22:42着 22:43発 | 宇都宮線 22:54発 小金井行き 高崎線 22:57発 快速アーバン前橋行き |
上野 | 23:02着 23:03発 | 常磐線 23:12発 快速土浦行き |
東京 | 23:08着 | 21番線着 東海道線 23:12発 小田原行き(始発) 横須賀線 23:22発 大船行き 総武快速線 23:25発 千葉行き(始発) |
感想
ラストランまで一週間を切りましたが、新潟まで走る「Maxとき」と異なり、
最終便の1本前と深夜の便であるってこともあってか、かなり落ち着いている様子でした。
今回は席数が少ないグリーン車でしたので、乗車の密度が少々高かったですが、普通車の方はかなり空いていて余裕のある感じだったと思います。
越後湯沢停車時は、普通車はほとんど席が埋まっていなくて、車内の様子をたくさん撮れました。
このMaxたにがわ416号は
- 平日:グリーン車以外全車自由席
- 土休日:1~6号車 自由席 7・8号車指定席
となっており、深夜便なのでグリーン車以外は着席が余裕だと思います。
最後の東京行きMaxなので、ぜひ乗ってみてください!
それ以外の便でもMaxに乗り納めされる方は、余裕がある場合は「Maxたにがわ」をお勧めします。
そして、子供のころから図鑑に載ってた新幹線が、消えるのは寂しいです。
E4系の外観は、正直言って見た目はかっこよくないと思っているですが、
巨大な壁となって超高速で、多くのお客さんを一度に運ぶという使命を果たす鉄道車両らしい、内面がかっこいい新幹線でした。
他の新幹線では感じれない、このMax特有の威圧感が頼もしく感じます。
ラストランの10月01日まで無事に役目をはたして、走り終えるよう願っております。
今回も、最後までご覧いただきましてありがとうございました。
Thank You Max!