乗車日 2021年9月26日
みなさん、こんにちは!keitripです。
今回は、青梅線を走る臨時快速列車、快速お座敷青梅奥多摩号の三鷹行き(復路)に乗ってきました。
2021年現在、数が少なくなったお座敷車両、なかなか乗る機会がなく気になる方がいるでしょう。そんな方々に、その独特の車内の雰囲気なども紹介していきます。よろしくお願いします。
始発の奥多摩駅
ここは青梅線の終点:奥多摩駅です。かなりの山奥ですが、東京都です。
この日は休日ということもあり、多くのハイキング客でにぎわっていました。
この奥多摩駅は1面2線の終着駅
かなりの急カーブのため、電車とホームの間に大きな隙間ができています。
17時12分頃 折り返しの青梅行きが到着です。
17時16分 入線
17時16分頃 拝島から回送で入線してきました。
急カーブを描いててかっこよく撮ることができます。
外観・内装など
側面ドア付近には「華」のロゴと、グリーン車マークがついています。
グリーン車ということで、料金も530円均一ではなく、距離に応じたグリーン料金となっています。
奥多摩から三鷹までの営業キロは50.6km。グリーン料金は1000円です。50km以下だと780円になります。
東北などに残る客車ホームに対応するために、ドアステップが設置されています。
デッキ
1号車・3号車・6号車に、男女共用トイレ、男性用トイレ、洗面台がそれぞれ一つ設置されています。
男女共用トイレは、洋式となっています。また、お座敷車両らしくトイレ用のスリッパが用意されていました。
こちらは男性用トイレです。若干斜めに配置されています。
洗面台です。自動水栓となっていて、右にあるレバーで温度を調整できます。
団体専用列車での運転がメインだったため、冷蔵庫があります。
客室
客室に入りますが、この車両はお座敷車両。床が畳となっているので、靴を靴箱に収納しましょう。
華の座席です。2×3の6人掛け、もしくは2×4の8人掛けの掘りごたつ式となっており、通常の座席のように着席ができます。
通路に相当する側には、蓋で占めるタイプの荷物収納スペースがあります。
また収納スペースの上には、座席番号表があります。
感染症拡大防止のために、アルコール消毒液が3つ置かれていました。
また、団体向けの車両であるため、カラオケなどが設置されていますが、使用停止中でした。
天井は、旅館などにみられるような照明が配置されており、お座敷車両独特の雰囲気を高めてくれます。
17時30分 奥多摩駅発車
17時30分 定刻通り奥多摩駅を発車しました。乗車率は3割程度といったところ、僕が座っている3・4番のテーブルには、他の方が座っていませんでした。
列車は、ゆっくりと多摩川に沿いながら走っていきます。
この日は、かなり曇っていて、山奥を走っている感がかなりありました。
次の停車駅、御嶽駅の一つ手前、川井駅付近で奥多摩大橋を見ることができます。
17時45分 ホリデー快速おくたまも停車する御嶽駅に到着しました。別の号車に、数名程度の乗車がありました。
御嶽駅発車後、沢井・軍畑・二俣尾・石神前・日向和田・宮ノ平とテンポよく通過し、青梅を目指していきます。
青梅線は、元々私鉄線のため、駅間がかなり短く山の中を走ることもあり、飯田線南区間に雰囲気が似ています。
17時58分 青梅の一つ手前、宮ノ平に行き違い待ちのため運転停車しました。
18時02分 奥多摩行きが発車、その後もしばらく停車します。
そして18時08分 宮ノ平駅を発車しました。2線しかなく手狭な青梅駅の入線待ちも兼ねているようです。
青梅駅に到着
18時13分 青梅駅に到着しました。隣には18時20分発の立川行きが停まっています。
次の東青梅から複線になります。
線形も先ほどまでとは異なり直線ですが、先行列車が控えていること、踏切制御の関係で、45km程度で走行しています。
河辺駅を通過後、70km程度まで再び加速しましたが、小作付近でまた45km程度まで減速、その後も似たようなペースで走ります。
18時30分 奥多摩からちょうど1時間で拝島駅に到着です。
ちなみ、3・4番テーブルには、僕以外まだ誰も座っていません。
拝島駅発車後、50kmk~60km程度で走行、順調に駅を通過していきます。
立川駅到着
18時42分 立川駅に到着です。
中央線を利用する乗客に混乱をきたさないように、通常は立川折り返しの青梅線・五日市線が発着する2番線に入線しました。
18時43分 立川駅を定刻通り発車です。
三鷹まであともう少しですが、3・4番テーブルには、僕以外誰も居ません。
立川の次の国立駅を70km弱で通過します。先行列車には特急あずさ46号が走っているので、このような臨時列車にしてはかなり速いです。
18時49分 最後の途中停車駅 国分寺に到着です。ここで快速 東京行きと接続し追い抜きます。
終点の三鷹まであとわずかですが、快速を追い抜かすのはかなりの贅沢ですね~…
国分寺では1名降りられました。
18時49分 国分寺駅を定刻通り発車しました。奥多摩から終点の三鷹まで、3・4番テーブルは僕の独占状態なのは驚きました。
その後、武蔵小金井駅を通過、始発の東京行きを追い抜きます。
順調に、東小金井・武蔵境を通過し、三鷹電車区が見えると三鷹です。
終点 三鷹駅到着
18時56分 奥多摩から1時間26分 終点の三鷹駅に到着しました。
到着ホームは、東京行き快速電車が発着する5番線です。そのまま新宿方面に階段を使わずに乗り換えることができます。
その後、進行方向を逆転させ
19時01分 到着からわずか5分 中央特快を追いかけるように、豊田へ向けて回送されていきました。
お座敷青梅奥多摩号の時刻
停車駅 | 着発時刻 | 備考・乗り換え案内等 |
奥多摩 | 17:30発 | |
御嶽 | 17:45着 17:45発 | |
青梅 | 18:13着 18:15発 | |
拝島 | 18:30着 18:31発 | 18:39発 五日市線武蔵五日市行き 18:52発 八高線川越行き |
立川 | 18:42着 18:43発 | 青梅線ホーム2番線着発 18:46発 快速東京行き3・4番線 |
国分寺 | 18:49着 18:49発 | 18:51発 快速東京行き |
三鷹 | 18:56着 | 18:59発 快速東京行き(武蔵小金井始発) |
11月以降の「華」の運転予定 (団体を除く)
臨時快速 お座敷 風林火山号 新宿~小淵沢
11月
- 3日(水・文化の日)、6日(土)~7日(日)
臨時快速 お座敷山梨満喫号 新宿~小淵沢
11月
- 27日(土)~28日(日)
臨時快速 鎌倉紅葉号 青梅~鎌倉
11月
- 20日(土)~21日(日)
臨時快速 青梅奥多摩梅の里号 川崎~奥多摩
2月
- 19日(土)
- 26日(土)~27日(日)
感想
今では数少なくなったお座敷車両、そのお座敷車両に短い距離でありながらも1時間30分近く、気軽に乗車ができ、とてもいい体験になりました。
華の引退が来た時「あの時乗っておけばよかった~」という後悔はきっとしないでしょう。
また、コロナ禍の影響なのか?Maxの引退が迫っているのか?単純に走ることが認知されていなかったのか?わかりませんが、
奥多摩から三鷹までの全区間、この手の臨時列車にしてはやや閑散として、割と落ち着いた様子でした。
僕の座っているテーブルに誰も来なかったのが、何よりの驚きです。
青梅方面へハイキングへ行かれる方、気になった方はぜひ乗ってみてください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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